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OAuthプロバイダーの追加

OAuth 2について

OAuth 2は、GoogleやFacebook、GitHubなどのサーバーリソースへ、HTTP経由で委任アクセス権を提供するオープン認証フレームワークです。
Site24x7では、OAuth 2によって保護されたAPIエンドポイントの監視に使用するアクセストークンを生成します。

OAuthプロバイダーの作成

Site24x7では、APIエンドポイントを監視するために複数のOAuthプロバイダーを設定することができます。
各OAuthプロバイダーが独自のアクセストークンを生成することで、Site24x7がWebサイト/エンドポイントAPi監視を行うことを許可します。
また、URL、REST API、SOAPワークフローの監視フォームの作成で、OAuthアクセストークンを認証目的で使用できます。

OAuthプロバイダーの設定手順は以下の通りです。

  1. Site24x7にログインします。
  2. [管理]→[設定プロファイル]→[OAuthプロバイダー]画面を表示します。
  3. 画面右上の[OAuthプロバイダーの追加]をクリックします。
  4. [OAtuhプロバイダーの追加]画面で、各種情報を入力します。
    OAuthフローには以下の3つのタイプがあります。
  5. [認可]をクリック
Site24x7がアクセストークンを入手すると、トークンの有効期限が切れるまで、そのトークンを使用してアクセス範囲内でOAtuhアカウントにアクセスします。
アクセストークンに含まれる更新トークンを使用すると、アクセストークンの有効期限が切れる前に、OAuthサービスから新しいアクセストークンを自動生成できます。

認可コード

認可コードを選択した場合、以下の各項目を入力します。

項目 説明
プロバイダー名 OAuthアプリケーションプロバイダーの名称を入力します。
更新間隔 OAuthトークンの更新間隔を指定します(分)。
API応答で、トークンの有効期限が指定されていない場合にのみ使用されます。
1~9999分まで指定できます。
認可エンドポイントURL OAuthプロバイダーのAPI認可エンドポイントを指定します。
クライアントID Site24x7をクライアントとして登録するために、OAuthプロバイダーから入手した一意のクライアント認証情報を入力します。
クライアントシークレット OAuthプロバイダーから入手したクライアントシークレット情報を入力します。
リダイレクトURI 認可成功後にリダイレクトされるURL情報です。
URL情報は自動で設定され、変更することはできません。
スコープ Site24x7が、OAuthアプリケーションのアクセスを要求する必要があるOAuthスコープを指定します。
必要なアクセスレベルに応じて、複数のスコープを指定できます。
クエリのパラメーター client_idやredirect_url、response_typeなどの標準パラメーターと共に、認可エンドポイントURLに追加する必要があるクエリパラメーター(名前と値のペア)を入力します。
トークンのエンドポイントURL アクセストークンの取得元となるOAuthプロバイダーのURLを入力します。
認証済みの要求メソッド OAuthプロバイダーにアクセストークンを要求するためのメソッドを指定します。
  • 要求ヘッダー
    以下の構文で、要求ヘッダーとしてアクセストークンを送信します。
    "Authorization: Bearer ${access.token}"
  • URIクエリパラメーター
    以下の構文で、URIクエリパラメーターでアクセストークンを送信します。
    "access_token=${access.token}"
OAtuh更新失敗アラート 3回連続で、アクセストークンの更新に失敗した場合に、選択したユーザーアラートグループにアラート通知が送信されます。
ユーザーアラートグループについては、こちらのページをご参照ください。

クライアント認証情報

アプリケーションが独自のサービスアカウントにアクセス、更新する場合に使用します。
アプリケーションが、登録済みの説明やリダイレクトURIを更新したり、サービスアカウントに保存されている他データへAPI経由でアクセスする場合にも使用します。

このOAuthフローを選択した場合、「認可コード」の必須項目に加え、以下の項目を設定する必要があります。

項目 説明
認証方法 アプリケーションは、クライアントIDとクライアントシークレットを認可サーバーに送信することで、アクセストークンを要求できます。
「Basic認証」、または「post request body」を選択して、認可サーバーへの送信方式を指定します。
要求body アクセストークンの要求中に送信するパラメーターを追加します。

リソースオーナーのパスワード認証情報

アプリケーションがユーザーに信頼されている場合(サービスまたはユーザーのOSで所有されている場合)、サービスの資格情報をアプリケーションに直接提供して、サービスからアクセストークンを取得できます。

このOAuthフローを選択した場合、「認可コード」の必須項目に加え、以下の項目を設定する必要があります。

項目 説明
リソースオーナーの認証情報 リソースオーナーのユーザー名とパスワードを入力します。
認証方法 アプリケーションは、クライアントIDとクライアントシークレットを認可サーバーに送信することで、アクセストークンを要求できます。
「Basic認証」、または「post request body」を選択して、認可サーバーへの送信方式を指定します。
要求body アクセストークンの要求中に送信するパラメーターを追加します。

OAuthトークン詳細

OAuthプロバイダーのプロファイルが作成されると、[OAuthプロバイダー]画面の一覧に追加されます。
一覧からは、以下の各情報を確認できます。

項目 説明
プロバイダー名 設定したOAuthプロバイダー名を表示します。
OAuthフロー 安全なアクセスのために、サービスで使用される認証方法を表示します。
設定したプロファイルにもとづき、認可フロー、クライアント認証情報、リソースオーナーのパスワード認証情報の中から表示されます。
アクセストークン OAuthプロバイダーアプリケーション上のリソースにアクセスする際の、認証と認可に使用されます。
更新トークン 更新トークンは通常、アクセストークンと共に送信されます。
古いアクセストークンの有効期限が切れる前に、新しいアクセストークンを取得するために使用されます。
アクセストークンの有効期限 アクセストークンの有効期限を表示します。
  • アクセストークンの中には、更新トークンがリンクされていないものがあります。
    アクセストークンの有効期限が切れると、関連付けられているすべての監視で、認証に失敗する場合があります。
  • 更新トークンはリンクされているものの、3回連続でアクセストークンを更新できない場合、アラートメールが送信されます。
    アラートメールには、認可サーバーからの応答内容が含まれます。

OAuthプロバイダー情報の編集

OAuthプロバイダー情報の編集は、以下の手順で実施します。

  1. [管理]→[設定プロファイル]→[OAuthプロバイダー]画面を表示します。
  2. 編集対象のプロバイダー名をクリックします。
  3. ポップアップ画面で[編集]をクリックして、必要か所を編集してください。