予測

Ziaベースの予測は、高度な分析と機械学習を使用して、監視のパフォーマンスに関する予測と洞察を提供します。監視リソースの様々なメトリックを分析することで、リソースの潜在的な異常の特定をサポートします。

ユースケース

組織の重要なインフラストラクチャーのステータスやパフォーマンスを維持する責任を持つ立場の担当者の場合を想像します。
サーバーやデータベース、アプリケーションが正常に稼働するよう、潜在的な問題に対処することが重要です。Ziaベースの予測機能を使用すると、様々なパフォーマンスメトリックにカスタムのしきい値を設定することができ、予測した値がそのしきい値に該当する場合、アラートを受信できるようになります。
例としてデータベースのCPU使用率が今後24時間以内に90％に達すると予測された場合、Ziaベースの予測機能で事前にそれを通知し、リソースのスケジューリングやクエリの最適化などの防止策を講じることができます。これにより高可用性とパフォーマンスを維持し、ダウンタイムを最小限に抑えることにつながります。

Ziaベースの予測：アラート

Ziaベースの予測機能により、監視の特定の属性に対してしきい値を設定します。
ユーザーは、予測されたメトリックがしきい値に達した際にアラートを受信します。

しきい値による監視に加えて、Ziaベースの予測機能では履歴データを分析することでリソースのパフォーマンスの傾向やパターンを長期にわたって特定します。
これによりユーザーは特定の期間における潜在的な問題を予測し、リスクを緩和、防止するための対策を講じることができます。

高度な分析と予測機能により監視パフォーマンスを正確に予測し、異常やリスクにおけるリソース管理を最適化することでスムーズなオペレーションを確保します。

以下の手順で、予測しきい値を設定します。

1. Site24x7にアクセスします。
2. ［管理］→［設定プロファイル］を表示します。
3. Zia予測でサポートされている監視を選択します。
4. しきい値プロファイルの編集画面で、「Zia予測しきい値の追加（Add Zia Forecast Threshold）」をクリックし、属性に対するしきい値を設定します。
   
5. ［保存］をクリックします。

どのように機能するか

Ziaベースのしきい値を設定することで、通知のトリガーポイントを確立できます。
例として、トラブル状態の通知を受信するために80%のしきい値を、クリティカル状態の通知を受信するために90%のしきい値を設定した場合、Ziaのしきい値予測を85％に設定すると、監視がそのしきい値に近づく可能性があると予測して事前通知を送信します。
このようなプロアクティブな通知により、監視対象がクリティカルに達する前に対策を取ることができます。

Ziaベースの予測機能は、以下の画面で確認することができます。

ダッシュボード

［ホーム］→［ダッシュボード］画面で、作成したウィジェットにZiaベースの予測機能をサポートする属性が含まれている場合、予測データをウィジェットのチャートに反映させます。
予測値はチャート内で半透明のセクションで表され、線グラフでは点線として表現されます。

Ziaベースの予測機能を有効化、無効化するには、ダッシュボード画面上部の「ダッシュボードの編集」をクリックし、Ziaアイコンから設定します。

レポート

［レポート］→［パフォーマンスレポート］を表示します。
画面上部に表示される「予測値を表示」を有効化すると、予測データがチャートに表示されます。
予測データはエリア内で半透明で表現され、線グラフにおいては点線で表現されます。

スケジュールレポート

1. ［管理］→［レポート設定］→［スケジュールレポート］を表示します。
2. 画面右上の［スケジュールレポート］をクリックします。
3. レポートタイプとして「パフォーマンスレポート」を選択します。
4. Ziaベースの予測をサポートする監視タイプを選択するとZia予測値を有効化、無効化するオプションが表示されます。
   デフォルトでは無効です。
5. ［保存］をクリックします。

公開レポート

1. ［管理］→［共有］→［公開レポート］を表示します。
2. 画面右上の［レポートの公開］をクリックします。
3. Ziaベースの予測をサポートする監視タイプを選択するとZia予測値を有効化、無効化するオプションが表示されます。
   デフォルトでは無効です。
4. ［保存］をクリックします。

予測機能は以下の監視タイプと属性をサポートしています。