Webバイタル

WebバイタルはユーザーWebページローディングを計測するためにGoogle社により開発されたメトリックです。コンテンツのロードがどれだけ早く行われているか、ブラウザーがユーザー入力に対してどれだけ早く応答しているか、ブラウザーの近店んつロードがどれだけ安定しているを計測して評価します。これら要素は、Googleがモバイル機器用のWebページをランク付けするときに考慮されます。

Site24x7 RUMでは現在4つのWebバイタルを計測できます。

  1. 累積レイアウトシフト(CLS) - ページの表示安定性の判別に用いられるスコアです。CLSスコアが低いほど、表示の安定性が高いです。
  2. 初回入力遅延(FPD) - 初回(リンクのクリック、ボタンのタップ、キーの押下など)でサイトに接続して、ブラウザーが応答するまでの時間を表すスコアです。
  3. 最大コンテンツ描画 (LCP) - ページロードが開始してから最大テキストブロックや画像要素が画面にレンダリングされるまでの時間を計測します。
  4. 初回コンテンツ描画(FCP) - ページロードが開始してから、ページコンテンツが画面にレンダリングされるまでの時間を計測します。

Webバイタルしきい値とパフォーマンスの分類

良い 改良が必要 悪い
累積レイアウトシフト 0.1未満 0.1から0.25 0.25超過
初回入力遅延 100ミリ秒未満 100から300ミリ秒 300ミリ秒超過
最大コンテンツ描画 2500ミリ秒未満 2500から4000ミリ秒 4000超過
初回コンテンツ描画 1800ミリ秒未満 1800から3000ミリ秒 3000ミリ秒超過

Webバイタルメトリックの表示方法

Site24x7にログインし、RUM > アプリケーション > Webバイタルの順にクリックします。.

Webバイタルタブ

メトリックサマリー配下で、4つのWebバイタルの最小値、平均値、最大値、パーセンタイル情報などが表示されます。

Webバイタル内訳で、Webバイタルメトリックの地理的表示を行います。


図1:Webバイタルの概要

Webバイタルレポートで、Webページ、機器、ブラウザー、ユーザー、ドメイン、接続タイプ、トップビューポート、機器メモリのWebバイタルレポートを表示します。


図2:Webバイタルレポート

各データをクリックしてフィルターを追加できます。

最大コンテンツ描画タブ

良い、改良が必要、悪いの内訳、要素数、スコアを表示します。次の画像では、Google社が標準スコアとしている75パーセンタイルでのヒストグラムを表示しています。Webバイタルレポートはページ下部でも利用できます。


図3:最大コンテンツ描画タブの概要

同様に、各タブでその他メトリックの詳細を表示できます。

Webバイタルデータのフィルターと分析

ページ、ブラウザー、機器、接続タイプ、ユーザー、ドメイン、メトリックタイプなどのパラメーターでWebサイトパフォーマンスをフィルターして分析します。


図4:Webバイタルデータのフィルター

Webバイタルデータを表示する方法

Site24x7にログインし、RUM > アプリケーション > Webページの順にアクセスします。トランザクションをクリックして、Webバイタルの内訳とヒストグラムを表示します。


図5:WebページのWebバイタルデータ

Webバイタルデータはダッシュボードやレポートにも表示できます。

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