リソース探索

リソース探索によりアカウント、リージョン、サービス、タグごとにコストをグループ化し表示します。この機能を用いてAWSリソースのクラウドコスト消費状況を分析します。AWSの請求書は、クラウドの支出が表示される指定されたカスタムタイムラインに対して分析されます。この機能の主な利点は次のとおりです。

  • 全てのリソースに関するAWS請求のコストビューを表示します。検索バーを使用して、1日、1ヶ月、1四半期、1年のリソースコストをクエリできます。
  • 期間が1か月未満の場合は、積み上げ面グラフを表示して、1日の支出パターンを把握できます。
  • 10日や10か月を超えた期間を選択した場合、各表で、アカウント、リージョン、サービスごとのコスト内訳を表示します。

目次

リソース探索のしくみ

リソース探索を用いて、クラウドコストがどこでどれだけ消費されているかをレポーティングにより把握できます。細かなレポーティングにより、AWSの請求を分析します。リソース探索機能には次のものがあります。

Account splitup view of cloud cost

Tag based account splitup view of cloud cost

    • アカウントごとのビュー:リソース探索ビューへの移動により、コストビューでアカウントごと、サービスごと、リージョンごとのコストを表示できます。

Account splitup view of cloud cost based on service

  • スケジュールレポート:アカウント、サービス、リージョンのコストを単一画面でグルーピングできることに加え、そのレポートを月、四半期、年単位で送信することが可能です。

リソース探索への移動方法

3つのセクションからリソース探索ビューにアクセスできます。

  1. アカウント内訳ページ

  2. サービスごとのコストページ

  3. リージョンごとのコストページ

1. アカウント内訳ページ

アカウント内訳ページでCloudSpendに追加したアカウントの各請求に基づいたクラウドコストを把握できます。費用分析タブから、アカウント内訳項目に移動し、詳細の表示をクリックして、リソース探索にアクセスします。

Account splitup view of cloud cost based on service

Account splitup view of cloud cost based on service

2. サービスごとのコスト

サービスごとのコストではAWS課金で高い順からトップ3のサービスを表示します。円グラフにある各サービスにカーソルを合わせると、サービスごとのコスト内訳が表示できます。費用分析タブから、サービスごとのコスト項目に移動し、詳細の表示をクリックします。これにより、各月ごとのAWSインフラの全サービスとそれに対応する請求が包括的に表示されます。

Cost view of cloud cost based on service

3. リージョンごとのコスト

費用分析タブから、リージョンごとのコスト項目に移動し、詳細の表示をクリックします。

Cost view of cloud cost based on region

予測

予測機能で、過去の履歴から未来のクラウドの請求を予測できます。90日先の請求を予測するには、過去90日の履歴データが必要です。予測のコスト為替レートは現在の月のレートに基づいて、未来の月のレートが適用されます。

予測値を判別するには、最低でも1ヶ月分のデータが必要です。

赤上矢印や緑下矢印が、過去と現在の月のコスト比較により、表示されます。予測値が高くなった場合、予測値に対して赤上矢印が表示されます。下回った場合は、緑下矢印が予測値のとなりに表示されます。予測値が現在の値と同じ場合、ダッシュ (-)が表示されます。予測グラフは現在の日付からのデータのみ表示されます。

予測データは次の画面で参照できます。

  • アカウントダッシュボード
  • ビジネスユニットダッシュボード
  • 予算詳細ページ
  • リソース探索ビュー

アカウントおよびビジネスユニットダッシュボードの場合、先月のデータと比較して今月の予測が行われます。その予測データの隣に赤上矢印と緑下矢印が表示されます。パーセンテージの値は次の計算式で計算されます。

予測値パーセンテージ = (予測コスト - 先月のコスト) / 先月のコスト

予測された値は、予測値に対してプログレスバーで確認できます。リソース探索の予測では、予測値の横にある赤上矢印と緑下矢印が、先月のコストと予測された当月のコストに基づいて表示されます。予測データページには、毎日使用される集計期間タイプに基づき、90日間の予測データに対する最新のコストがグラフと表で表示されます。

トップ