Site24x7連携

CloudSpendとSite24x7を連携して、Site24x7でCloudSpendの予算を監視して、通知を行います。


連携が必要な理由

1. アラートを連携し、予算のしきい値が違反した際に通知を受信
2. MSite24x7でサポートしているサードパーティを使用して様々なチャンネルで通知を受信
3. Site24x7のIT自動化を利用して手動タスクを自動化


ユースケース

予算が設定されているCloudSpendアカウントを所有しているとします。しきい値や予算額が違反した場合、アラートを受信します。これ連携で、Site24x7のアラートオプションでこれら通知を効果的に管理できます。

さらに、アラートが発生すると、Site24x7のIT自動化を利用して、自動アクションを実行します。例えば、予算しきい値を違反した際に、AWS EC2インスタンスを停止させる必要がある場合に、自動化アクションを呼び出して実現できます。さらに、サードパーティ連携を用いて、様々なチャンネルでチームや他のユーザーとアラートや予算の情報を共有できます。


CloudSpendでの連携の有効化

このオプションはデフォルトでは無効化されています。有効化手順は次のとおりです。

  1. CloudSpendにログインします。
  2. 管理>一般>設定>アカウント設定の順に移動します。
  3. Site24x7と連携をはいにします。

Site24x7での連携

CloudSpendで連携設定を有効化したら、ページ左上のアプリ切り換えアイコンからSite24x7に移動します。

Site24x7画面でAWS>CloudSpendの順に移動します。

1. コストアカウント連携

CloudSpendのコストアカウントとSite24x7を連携するには、コストアカウントタブをクリックします。

新規コストアカウントページで、コストアカウントの追加ボタンをクリックします。その後、CloudSpendにリダイレクトされます。

新規アカウント連携ページで次の手順を行ってください。

  • 連携するアカウント名を入力します。
  • パブリッククラウドプロバイダにAWSを選択します。
  • アクセスタイプにSite24x7アカウントを選択します。
  • ロールARNを入力します。
  • Site24x7と連携したいアカウントを選択します。アカウントの連携により、Cloudタブにアカウント情報、アラートタブに予算関連のアラートが表示されます。Site24x7ユーザーはアラートを認知しそれに応じて技術者に割り当てられます。
  • 請求とコスト管理の連携をはいにします。
  • アカウントタイプを選択します。
  • 請求情報を取得したいAWSレポートの名前を入力します。
  • 日付を設定して請求処理プロセスを開始します。
  • 保存をクリックして連携を追加します。

数分で、Site24x7のコストアカウントページに連携アカウントが表示されます。

MSP管理者の場合

MSP顧客ドロップダウンはSite24x7アカウントの選択ドロップダウンの右上にあります。MSP顧客を選択すると、顧客と関連づいているAWSアカウントがフィルターされます。

1度に1MSP顧客まで選択できます。

ドロップダウンからアカウント追加後、Site24x7の各MSP顧客とコストアカウントが連携されます。


2. ビジネスユニット連携

CloudSpendのビジネスユニットとSite24x7を連携するにはビジネスユニットタブをクリックします。開かれたビジネスユニットページで次の手順を行います。

  • ビジネスユニット名を入力します。
  • アカウントを選択します。
  • 関連タグを選択します。
  • 保存をクリックして、連携を追加します。

数分で、Site24x7のビジネスユニットページにビジネスユニットが表示されます。

MSP管理者の場合

連携したアカウントを選択すると、対応するMSP顧客が自動選択されます。

3. 予算の連携

予算の作成または既存の予算を編集した際にSite24x7と予算情報を連携できます。

予算の作成

予算の新規作成方法:

  • CloudSpendにログインします。
  • 予算>予算の設定の順に移動します。
  • 開かれたページで次の項目を入力します。
    • 新規予算の表示名を入力します。
    • 予算ポリシーのポリシーの作成をクリックします(一度予算を作成すると、複数の予算でポリシーを適用できます)。
    • 予算ポリシーのダイアログボックスで、新規予算ポリシーの表示名を入力します。
    • ポリシーを関連付けたいリソースタイプを選択します。作成した予算ポリシーはSite24x7のCloudSpendタブの各項目にある子監視に表示されます。
    • 予算ポリシーを作成したアカウントかビジネスユニットを選択します。
    • 設定したクラウドコスト予算に基づくコストタイプを選択します。
    • 予算に関連付けるタグを選択します。
    • 保存をクリックします。
  • 予算の期間を指定します。
  • 単位で、予算を金額またはパーセンテージのいずれかで表示するかを選択します。
  • クラウドコストの予算値を設定します。予算値は単位の選択に基づいて、金額またはパーセンテージで表示されます。
  • 通知を行うモードを選択します。ユーザーを設定して、そのアカウントアドレスに予算に関連する通知を行います。Site24x7を選択すると、ユーザーアラートグループに通知が送信されます。IT自動化やサードパーティサービスも同様に選択できます。
  • 保存をクリックします。予算を保存すると、Site24x7に対応する監視が作成されます。Site24x7>AWS>CloudSpendの順に移動して、表示できます。

MSP管理者の場合

予算の設定中に、各顧客で通知モードを設定できます。


連携の無効化

CloudSpendにロギングし、管理>一般>設定>アカウント設定の順に移動して、既存の連携を無効化できます。アカウント設定に移動後、Site24x7と連携のトグルボタンをいいえにします。

連携を無効化後、CloudSpendの次のページで連携関連の情報が表示されなくなります。

  1. アカウント追加と更新ページ
  2. ビジネスユニットの追加と更新のページでの、MSPカスタマーを統合するオプション非表示
  3. 予算の追加と更新ページでの、Site24x7アラートオプション非表示

連携の無効化後、Site24x7で次の連携関連の情報が表示されなくなります。

  1. アラートタブでの無効化後の予算アラート(無効化前のアラートは表示されます)
  2. Site24x7>Cloud>AWSのCloudSpendタブ
  3. Site24x7>Cloud>AWS>AWSアカウント>CloudSpendのCloudSpendアカウント(CloudSpend連携オプションは表示されます)

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