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PostgreSQLサーバー監視

PostgreSQLインスタンスとデータベースのパフォーマンス、可用性、正常性を監視します。
接続、バックエンドプロセス数、キャッシュヒットレート、取得または返答行数、デッドロック数、トランザクション数、ロック数といった重要なパフォーマンスを監視し、しきい値違反が発生した際にアラートを行います。

サーバーにエージェントをインストールすることにより、そのサーバー上で稼働するPostgreSQLサーバーを自動でディスカバリーし監視に追加します。

 目次: 

サポートしているバージョン

  • PostgreSQLバージョン10.23以上
  • Linux Site24x7サーバー監視エージェントバージョン19.4.0以上

監視に必要な条件 

各PostgreSQLサーバー上でSite24x7エージェントのPostgreSQLユーザーを作成する必要があります。
次の手順でローカルホストからのログイン権限をもつPostgreSQLユーザーを作成します。

ローカルホスト権限を使用してPostgreSQLを監視することを推奨します。
CREATE USER <username> WITH ENCRYPTED PASSWORD '<password>'; 

例:

CREATE USER site24x7 WITH ENCRYPTED PASSWORD 'Monitoring@123';

Site24x7エージェントはメトリックの収集にいくつかの権限が必要です。
次の特定の権限をPostgreSQLユーザーに付与する必要があります。

GRANT EXECUTE ON FUNCTION pg_ls_waldir TO site24x7;
GRANT pg_read_all_stats TO site24x7;
GRANT pg_read_all_settings TO site24x7;
GRANT CONNECT ON DATABASE postgres to site24x7;
一部のデータベースを制限している場合、データベース名を指定した下記コマンドを実行してください。
GRANT CONNECT ON DATABASE <database_name> to site24x7;

監視の追加 

複数PostgreSQLインスタンスが存在する場合、各インスタンスに上記手順を行ってください。
必要な権限を付与した後、次の手順を行って監視を追加してください。

Linux 

  1. Site24x7Linuxサーバー監視エージェントサーバーにインストールします。
  2. エージェントがサーバー内のPostgreSQLインスタンスを自動ディスカバリーし追加します。
    監視を開始するには、次の手順を行ってメトリック収集のための認証を行ってください。
  3. ターミナルで次のコマンドを実行して、PostgreSQL監視の認証と設定を行います。
sudo /opt/site24x7/monagent/scripts/AgentManager.sh postgres --add_instance

  1. ホスト名、インスタンスのポート、ユーザー名とパスワードといったPostgreSQLインスタンスの認証情報を前に作成したエージェントに指定します。

    サーバーのPostgreSQLインスタンスごとに手順3と4を繰り返し行ってください。
  1. Site24x7にログイン後、[データベース]→[PostgreSQL]に移動します。

  2. 追加したPostgreSQLインスタンスのリストが表示されます。

  3. PostgreSQLインスタンスを選択し、[データベース]をクリックすることでそのインスタンスのデータベースリストを表示します。

  • 指定したユーザー名とパスワードはエージェント内でセキュアに暗号化され、Site24x7のデータベースには保存されません。
  • PostgreSQLを自動ディスカバリーしたくない場合、[管理]→[サーバー監視]→[設定]ページのサーバーのアプリケーションを自動ディスカバリーを[いいえ]に指定してください。
  • デフォルトで各PostgreSQLにつき、10データベースが自動でディスカバリーされます。

 

パフォーマンスメトリック 

PostgreSQLインスタンスのパフォーマンスメトリックを追跡し、重要なPostgreSQLデータベースを監視します。
これらメトリックを監視することで、潜在的なボトルネックの特定とそのトラブルシュートを行います。

しきい値設定 

監視の追加後にしきい値と可用性プロファイルを追加して、しきい値違反が発生した時にアラートを行うよう設定できます。

しきい値と可用性プロファイルの設定方法は次のとおりです。

  1. PostgreSQL監視に移動し、表示名横の[]アイコンから[編集]を選択します。
  2. 設定プロファイル欄のしきい値と可用性項目で、[+]をクリックしてプロファイルを新規作成します。または[鉛筆]をクリックして既存のプロファイルを編集します。
  3. 設定完了後、[保存]をクリックします。

しきい値違反が発生するとアラートを受信し、該当のリソースがトラブルまたはクリティカルステータスに変更されます。

レポート 

[レポート]→[PostgreSQL]→[レポートタイプ]に移動して、PostgreSQLデータベースのレポートを表示します。

ライセンス 

各PostgreSQLインスタンスにつき、1アドバンス監視を消費し、1ライセンスに25データベースを追加できます。その後の追加の1データベースにつき、1ベーシック監視ライセンスが消費されます。

FAQ 

Site24x7サーバー監視エージェントはSite24x7アプリサーバーにデータを保存しません。セキュリティの都合上、エージェント内でユーザー名とパスワードを暗号化して保存します。

PostgreSQLサーバー監視のセキュリティに関するよくある質問は次のとおりです。

  1. Site24x7のデータベースへのアクセスに書き込み権限は必要か
    いいえ、必要ありません。
  2. Site24x7が収集するパフォーマンスデータ
    収集データについての詳細はこちらのページをご確認ください。
  3. パフォーマンスメトリックの収集方法
    ユーザーに付与されたユーザー認証情報を使用してPostgreSQLサーバーに接続することで収集を行います。この際に使用されるのは読み取り専用アクセスです。
  4. PostgreSQLサーバーへの接続方法
    ターミナルコンソールで付与したユーザー認証情報を使用してPostgreSQLサーバーに接続し、データを収集します。
  5. PostgreSQL接続はオープンのままとなるか
    データ収集が完了すると、接続はクローズされます。

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