ヘルプ インターネット サービスのメトリック Webトランザクション監視(トランザクション記録ツール版)

Webトランザクション監視のパフォーマンス メトリック(トランザクション記録ツール版)

Webトランザクション監視の読み方(トランザクション記録ツール版)

Webトランザクション監視では、オンライン ショッピングのカートや銀行取引など、オンラインWebアプリにおける複数ステップのシーケンスを、記録・監視しています。監視の対象は、Webアプリの応答時間です。本サービスでは、Webアプリによるシーケンスのサーバー応答時間を感知し、要求のHTMLコンテンツのみを分析します。

メインの結果ページは、2つにわかれています。応答時間はグラフ形式で表示されます。監視ロケーションごとの可用性と応答時間は、関連メトリックもあわせて、表形式で提示します。

イベント タイムライン:

イベント タイムライン ウィジェットは、選択した監視の過去のイベントを、指定期間にわたって記録します。ダウン、トラブル、メンテナンス、一時停止、異常など、過去からの事象を、特定・解析することが可能です。それぞれのイベントは、容易に特定できるよう、色分けされています。イベントをドリルダウンすれば最大限のデータを抽出でき、トラブルシュートが容易となります。実際の障害期間とトータルでの障害時間を、期間を区切って追跡することも可能です。

Webアイコンへ移動し、監視サマリからWebトランザクションを適宜、クリックしてください。次のメトリックが、グラフと表の形式で提示されます。

  • Apdexスコアは、エンドユーザーの満足度を表します。Apdexスコアは、以下の通り分類されます。
    • Apdexスコア0.9以上であれば、「満足」を表します。
    • Apdexスコア0.5以上で、かつ、0.9未満であれば、「許容」を表します。
    • Apdexスコア0.5未満であれば、「不満」を表します。
  • 応答時間ロケーションごとの応答時間は、WebページのHTMLコンテンツ全体を取得するのにかかる時間の総計を表します。平均応答時間ロケーションごとの平均応答時間のデータは、表形式で提示し、容易に把握できるようになっています。
  • ステップ別の応答時間(ミリ秒)では、WebページのHTMLコンテンツ全体をダウンロードするのにかかる時間を、ロケーションごとに示します。
  • ロケーションごとのデータは、表形式で提示し、容易に把握可能となっています。
  • ステップ別のトランザクション時間(ミリ秒)では、トランザクション完了までに要した時間を、記録したステップそれぞれについて、ロケーションごとに表示します。
  • ロケーションごとの可用性と応答時間では、監視ロケーションごとの可用性と他の関連メトリックを、グラフと表で提示します。

Apdexスコアとパフォーマンスのベンチマーク:

RUM連携ウィジェットを利用すれば、アプリケーションやサービスを利用しているユーザーの満足度測定に、業界標準のApdexをすぐにも利用できます。アプリケーションのパフォーマンスは、ユーザーの観点で、「満足」、「許容」、「不満」か判定可能です。期間は当セクションの履歴データから選択できます。

ベンチマーク ウィジェットはクライアントに統合されており、Webサイトのパフォーマンスを競合他社と比較可能です。このウィジェットにより、貴社サービスの平均応答時間と可用性は、すぐさま競合比較ができます。この情報は、さまざまな業界について表示可能です。

応答時間
応答時間とは、WebページのHTMLコンテンツ全体を取得するのに必要な時間の総計を表します。グラフは、期間に対する応答時間で点を打ち、つないでいきます。さらには、凡例を適宜、選択すれば、3時点、5時点の移動平均と95パーセント値をフィルターにかけることが可能です。グラフは拡大可能で、グラフ上のスパイク(突出値)から優位度の高いデータをえり分けることができます。障害と保守作業について、ユーザーに情報提供をするため、メモを追加することもできます。

グラフ表示

平均応答時間、最長応答時間、最短応答時間は表形式で提示します。ロケーションごとの平均応答時間も、選択した監視地点にもとづき表示します。

ロケーションごとのステップ別の応答時間(ミリ秒)
WebトランザクションのHTMLコンテンツ全体をダウンロードするのにかかる時間を、地点ごとに表示します。

トランザクション時間
ロケーションごとのトランザクション時間グラフでは、すべての監視ロケーションから見た、1日ごとか1時間ごとの平均トランザクション時間を表示します。これは、監視の平均トランザクション時間を、ことなる監視地点からチェックするのに利用できます。ロケーションは、下記グラフの凡例で特定可能です。

グラフ表示

ダウン・トラブル履歴

ここでは、監視のトラブル履歴について詳細な情報を提供します。ステータス、正確な障害の時刻、時間、理由が表示されます。

ロケーションごとの可用性と応答時間

Webトランザクション監視の可用性と応答時間を、すべての監視ロケ../images/sequence-met8.pngーションについて、表形式で提示します。監視拠点に障害があれば、トータルでの可用性(%)と応答時間(ミリ秒)を計算する際、このレポートから差し引くことがあります。

グローバルなステータスと更新情報:

設定したロケーションからの監視の実ステータスを、手早く見るこ../images/sequence-met6.pngとができます。さらに、さまざまなポーリング サイクルで、リアルタイム データの表示も可能です。ここには、障害とトラブル アラートの情報も含みます。

障害の根本原因分析:

ここでは、障害の読み方を詳しく説明し、緻密な関連データの表示により、問題解決の手助けをします。

../images/sequence-met11.png

インベントリとメモ:

このセクションではベーシック監視に加え、監視ロケーション、ポー../images/sequence-met12.pngリング間隔、ライセンス タイプなど、さまざまな設定の情報を提示します。

ログ レポート:

それぞれの監視はログ レコードに集約され、期間ごとに、各種情報を容易かつ深く理解できます。ログは、ロケーションと可用性で、フィルターすることができます。可用性ステータス、HTTPステータス コード、DNS応答時間など、さまざまなデータがここで取得されます。ログ レポートはCSV形式でのエクスポートもできます。

トップ