SES API を用いてメールを送信

Site24x7のITオートメーションフレームワークを利用し、しきい値違反に応じてアラート通知をAmazon SESを利用している検証済みのメールアドレスに送信したり、ステータスの変更イベントを監視します。

前提条件

• Amazon SES提携が有効である必要があります。
• Site24x7サブスクリプションアカウントの中に、アクティブ状態な監視対象のSES endpointが必要です。

必要な権限

Site24x7はAmazon Simple Email Service APIを利用し、SESを通じてメールを送信します。Site24x7エンティティ（IAMユーザーまたはIAMロール）に割り当てられたIAMポリシーJSONに、次の書き込みレベルアクションがあることを確認します。

• "ses:SendEmail" : Site24x7において、入力データに基づいてメールが作成され、送信用にただちにキューに入れます。
• "ses:SendTemplatedEmail" : Site24x7において、指定されたメールのテンプレートを使用してメールを作成し、送信用にただちにキューに入れます。

アクションプロファイルの作成して、フォーマットしたメールを送信する

• Site24x7のWebコンソールを開き、左側ナビゲーションペインから［管理］を選択します。
• ［ITオートメーション］を選択し、そのあとに［オートメーションの追加］を選択します。
• ドロップダウンメニューをクリックし、リストから［SES-Send Email］をタイプとして選択します。
• 簡単に識別するために、適切な［表示名］を入力します。
• アクションを実行するには、ドロップダウンメニューをクリックし、[フォーマット済みメールの送信］を選択します。
• Amazon SES API用（HTTPS）に［SES Endpoint］ を選択します。
• ［ユーザー］で、メールを送りたいアドレスとドメインを選択します。
• ［受信者アドレス］で、ドロップダウンから検証済みの［宛先］アドレスのリストから選択し、このメールの宛先を設定します。
• メールを送信するときに利用する［構成セット名］を入力します。
• メッセージトピックの概要に［件名］を入力します。
• メッセージ項目で、送信したいメッセージを入力します。$を入力してタグを検索し、メッセージをカスタマイズできます。詳細はインシデントパラメーターとカスタムパラメーターについてを参照してください。
• ［アクションの最大許容実行時間］：Site24x7の最大待機秒数はリクエストがタイムアウトする前でなければなりません。実行時間は［1～90秒］の範囲内で値を限定します。
• オートメーション結果関連のメールを受信するには、［オートメーションの結果をメールで送信］を［はい］に切り替えます。
• ［保存］を選択します。

アクションプロファイルを作成して、テンプレートメールを送信する

• Site24x7のWebコンソールを開き、左側のナビゲーションペインから［管理］を選択します。
• ［ITオートメーション］を選択し、そのあとに［オートメーションの追加］を選択します。
• ドロップダウンメニューをクリックし、リストから［SES-Send Email］をタイプとして選択します。
• 簡単に識別するために、適切な［表示名］を入力します。
• アクションを実行するには、ドロップダウンメニューをクリックし、［テンプルメールの送信］を選択します。
• ［ユーザー］で、メールを送りたいアドレスとドメインを選択します。
• ［受信者アドレス］で、ドロップダウンから検証済みの［宛先］アドレスのリストから選択し、このメールの宛先を設定します。
• メールを送信するときに利用したい［構成セット名］を入力します。
• テンプレート名を入力し、メールを送信するときに利用します。
• メールに適用する名前と値のペア形式でタグのリストを指定します。
• ［アクションの最大許容実行時間］：Site24x7の最大待機秒数はリクエストがタイムアウトする前でなければなりません。実行時間は［1～90秒］の範囲内で値を入力できます。
• オートメーション結果関連のメールを受信するには、［オートメーションの結果をメールで送信］を［はい］に切り替えます。
• 保存を選択します。

オートメーションのシミュレーション

Site24x7のコンソール、またはREST APIを利用して、アクションプロファイルの機能をテストすることができます。手動でテストを実行するには、ITオートメーションサマリーページへ移動し(［管理］ > ［ITオートメーション］）、リストされた隣接する（再生）ボタンをクリックします。

オートメーションの関連付け

アクションプロファイルを自動的に実行するには、要求するどのアラートイベントにもマッピングします。プロファイルを監視レベルイベント（アップ、ダウン、トラブル）でマッピングするか、またはパフォーマンスメトリクスでもできます。

監視レベルのマッピング

アクションプロファイルを監視レベルイベントにマッピングするには、リソースの編集セクションへ移動します。例えば、プロファイルをRDSインスタンスへ割り当てる場合は、次の順番に従います。

• 左側のナビゲーションペインから［AWS］を選択します。監視対象のAWSアカウントを選択し、ドロップダウンメニューから［RDSインスタンス］を選択します。
• ハンバーガーアイコンを選択し、［編集］を選択します。
• ［構成プロファイル］で［ITオートメーション］を選択します。
• ドロップダウンで作成したSES send email アクションプロファイルを選択し、適切な監視ステータスの変更イベントを選択します。
• ［保存］を選択します。

属性レベルのマッピング

アクションプロファイルをパフォーマンスメトリクスにマッピングするには、リソースのしきい値編集ページに移動します。例えば、アクションプロファイルをCPUメトリクス使用率（EC2インスタンス）へ割り当てる場合は次の順番に従います。

• 左側のナビゲーションペインから［AWS］を選択します。そのあとに、監視対象のAWSアカウントを選択します。
• ドロップダウンメニューから［EC2インスタンス］を選択します。 ハンバーガーアイコンをクリックし、［編集］を選択します。
• ［構成プロファイル］で、［しきい値と可用性］プロファイル名に隣接する鉛筆アイコンを選択します。
• ［実行するオートメーションの選択］をクリックし、アクションプロファイルを要求したメトリクスにマッピングします。
• ［保存］を選択します。

ユースケース

メトリスクが使用量のしきい値を超えるとき、Amazon SESを通じてオペレーターチームへ追加情報を含むメールのメッセージを自動的にトリガーすることができます。インシデント向上を、迅速かつ効率的に向上するのに役立ちます。