NetFlow:DSCPテンプレート

Differentiated Services Code Point (DSCP)はネットワークトラフィックの分析と管理に用いられるメソッドで、ネットワークのサービス統計のクオリティを取得することもできます。DSCPは、パケット分類のIPヘッダーで2進数である6ビットのDifferentiated Services(DS)フィールドを使用し、Differentiated Services(DiffServ)コンピューターネットワークアーキテクチャに基づいています。

DSCPマッピングのDiffServモデルは、データのコードポイントに基づいて判別できるトラフィック関連優先度を決めるために、開発されました。DSCPテンプレートには事前定義のDiffServパラメーターとコードポイントが含まれており、送信元機器で定義されている優先度に基づいてトラフィックを監視します。

コンテンツ:

Site24x7で、ネットワーク > NetFlow > DSCPテンプレートの順にアクセスし、事前に設定されているDSCPテンプレートのリストとコードポイントが表示されます。これらのテンプレートによりNetFlow分析を容易にします。

DSCPについて

DSはサービスタイプの更新バージョンであり、RFC 2474で更新されました。これは8つのフィールドで構成され、そのうちの上位6ビットにDSCPと呼ばれる値が含まれています。最後の2ビットは、RFC 3168で英議されているExplicit Congestion Notification (ECN)に使用されます。

フィールド 7 6 5 4 3 2 1 0
Differentiated Services (DS) X X X X X X X X
ビット フィールド
7-2 DSCP
1-0 ECN

中間DSCPフィールド

ビット フィールド
7-5 111 ネットワーク制御
110 インターネットワーク制御
101 クリティカル/ECP
100 フラッシュオーバーライド
011 フラッシュ
010 即時
001 プライオリティ
000 ルーチン
4 1= 低遅延、0= 通常遅延
3 1= 高スループット、0= 通常スループット
2 1= 高信頼性、0= 通常信頼性
1 1= 金銭的コストの最小限化
0 必ず0

DSCPテンプレートはデフォルトで使用できる一般テンプレートとユーザーが作成するカスタムテンプレートに分類されます。トグルボタンで2タイプを切り替えて、全テンプレートのリストを表示します。

カスタムDSCPテンプレートの追加

カスタムDSCPテンプレートの作成方法は次のとおりです。

  1. ネットワーク > NetFlow > DSCPテンプレートの順にアクセスします。右上のDSCPテンプレートの追加をクリックします。
  2. DSCPテンプレート追加画面で、次の項目を入力します。
    • DSCP名:DSCPテンプレートを判別するための名前です。
    • コードポイント:テンプレートの優先度を定義する6桁のコードポイントです。
  3. 追加をクリックします。

DSCPテンプレートの編集

DSCPテンプレートの編集方法は次のとおりです。

  1. テンプレート名の隣のEdit iconアイコンをクリックします。
  2. DSCPテンプレート編集画面で、テンプレート名を編集できます。
  3. 保存をクリックします。

テンプレートの横にあるDelete iconアイコンをクリックして、削除を行います。

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