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コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)レポート

コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)は、複数ロケーションに存在するサーバーセットで、Webコンテンツの配信を迅速にします。
Site24x7 CDNレポートを使用して、Webサイトパフォーマンスを詳細に分析します。ヘッダーを使用して、CDNサーバーから共有されるリソースを特定し、そのリソースの関連情報を表示します。
Webページスピード(ブラウザ)監視で使用できます。

ユースケース

上位の失敗リソースを特定して、Webサイトパフォーマンスを向上

  • 失敗リクエストは、CDNキャッシュが受信できなかったリクエストを意味します。これのデータにより、ロードの遅いページを特定します。
  • 失敗リソースは、CDN設定に誤りがあることを意味します。このデータにより、サーバーを最適化します。
  • トップ失敗リソースを特定することで、コンテンツデリバリー構成の最適化を行い、Webサイトのパフォーマンスを向上させます。
  • トップ検索リソースやコンテンツを特定し、異なるCDNサーバーの利用や人気のあるコンテンツのキャッシングといった構成の見直しを行います。
  • 頻繁に失敗するリソースで、問題のあるリソースを特定し、デバッグにつなげます。

目次

レポートの生成

レポートの生成方法は次のとおりです。

  1. Site24x7にログインします。
  2. [レポート]→[CDNレポート]に移動します。
  3. レポート名を選択します。
  4. [共有]ボタンをクリックし、PFF出力やメールでの共有を行えます。

CDNレポート

CDNレポートは、ヘッダーを基に生成されます。
サポートしているヘッダーは次のとおりです。

  • x-cache
  • cf-cache-status
  • server-timing
  • x-proxy-cache
  • x-origin-cache
  • akamai-cache-status
  • x-sucuri-cache
  • x-cf

CDNレポートでは次の情報を表示できます。

サマリーレポート

サマリーレポートはWebページスピード(ブラウザー)監視の全ドメインに関連するデータを集約したレポートです

ロケーション別データ

レポート内の最初の項目で、選択したロケーションのデータをグラフに表示します。各リージョンにマウスを合わせると、そのリージョンの詳細を表示できます。
また、画面上部のドロップダウンからリージョン、国/領域、市、CDNドメイン、期間を指定できます。

すべてのロケーションの平均応答時間と失敗(%)は次の計算式で算出されます。

[失敗数/(ミス数+ヒット数)]*100

ここでの「失敗数」はサーバーからの失敗した応答の数、「ヒット数」は成功した応答の数を指します。
応答時間のグラフはタイムスタンプベースの応答時間の値が適用されます。

失敗(%)グラフでは、指定した期間の失敗のパーセンテージを表示します。

ドメインサマリー

ドメインサマリー欄では、次の情報が表示されます。

  • CDNドメイン名
  • サーバーから応答を受信するのに要した時間(ミリ秒)
  • ドメインから失敗リクエスト数
  • 失敗した応答に要した応答時間
  • 失敗したリクエストのパーセンテージ
  • エッジサーバーから取得されたヒット数とリクエスト数
  • ヒットしたリクエストの応答時間(ミリ秒)
  • ヒットしたリクエストのパーセンテージ
  • ドメインからの失敗リクエスト数(ドメイン内のリソースのステータスコードが400以上で失敗リクエストとみなされます)
  • ドメイン解決に要したDNS時間と平均時間
  • 1秒ごとの平均スループットとダウンロードキロバイト数

平均応答時間 - CDNエッジサーバー

すべてのロケーションまたは選択したロケーションの平均応答時間を表示します。
そのリージョン内の上位の国とそのデータを表示します。高い応答時間のロケーションをその応答時間とともに表示します。

ロケーションサマリー

特定のロケーションに関する情報を表示します。
インド、中国、アメリカの場合、その市を選択してより詳細なデータを表示します。

CDN vs オリジンサーバー

CDNサーバーとオリジンサーバーで取得されたデータを比較します。
DNS時間、接続時間、SSLハンドシェイク、先頭バイト時間、ドキュメント完了時間、応答時間の内訳を表示します。選択したロケーションのドメイン全体のデータを取得します。

特定の国と期間を選択し、エッジサーバーからロケーションサーバーへのデータ転送を可視化します。

トップ失敗リクエスト

URL、失敗リクエスト数、期間における失敗数を表示します。

トップNレポート

次のレポートがサポートされています。

頻繫に失敗するリソース

失敗数、ミス(%)、平均応答時間、リソースサイズを表示します。1時間から直近24時間の間の期間で、トップ5から100まで表示できます。

大きなリソース

サイズの大きいリソースをサイズの降順で表示します。また、平均応答時間と失敗(%)も同時に表示します。

スローロードリソース

ロードの遅いリソースを応答時間の降順で表示します。また、サイズと失敗(%)も同時に表示します。

スローロードCDNドメイン

高い応答時間をもつドメインを応答時間の降順で表示します。また、失敗数、ミス(&)、サイズも同時に表示します。

低いTTLのリソース

TTLはデータがキャッシュに保存される時間を示します。その時間を超過すると、データはオリジンサーバーから取得されます。
ここにはリソース、そのリソースのTTL、平均応答時間が表示されます。