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アプリケーションクラスター監視のパフォーマンスメトリック

アプリケーションクラスター監視データ

アプリケーションクラスター監視で、クラスターアプリケーション環境のパフォーマンスと可用性を可視化します。複数エンドポイントURLをもつアプリケーションを管理している場合、各アプリケーションのデータが集約して表示されます。

監視データは次のタブでわけて表示されます。

  • サマリー
  • 障害
  • インベントリー
  • ログレポート

サマリー

アプリケーションクラスターの可用性、応答時間、失敗クラスター数などの情報を表示します。これによりパフォーマンスの推移や潜在的な問題を確認します。

メトリック 説明
可用性 選択した期間でアプリケーションクラスターがアップしていた割合を表示します。100%の場合、その期間中継続してアップしていたことを示します。
応答時間 アプリケーションクラスターの平均の応答時間(ミリ秒)を表示します。
失敗クラスター数 全クラスターのうち、失敗したクラスター数を表示します。これによりコンポーネントレベルの障害を特定できます。
  • イベントタイムライン

    指定した期間で監視の過去のイベント(ダウン、クリティカル、トラブル、メンテナンス、サスペンド、アノマリ)を表示します。各イベントは色分けされて表示されます。これにより障害が発生していた期間や、障害期間の合計を把握できます。
  • 応答時間

    クラスター内のURLのレイテンシーのトレンドを表示します。このビューではクラスターが行で分けられて表示されます。ハンバーガーアイコンをクリックし、時間の単位、マイルストーン、平均推移を変更することでグラフ表示を変更できます。さらに、パフォーマンスグラフのアイコンをクリックすることで、応答時間をパフォーマンスレポートとして別タブで表示できます。
  • ロケーションごとの応答時間

    選択したロケーションからの平均または95パーセンタイルの応答時間を表示します。生データの場合、平均値はすべてのデータ収集の値が使用されます。時間データの場合、時間のポーリングデータが使用されます。ロケーションの凡例により、各ロケーションの応答時間を表示、非表示にできます。
    Response Time by Location
  • グローバルステータス

    複数ロケーションからの監視正常性ステータスを表示します。これにより、監視リソースが通信可能な状態にあるか、また各地域から正常に動作しているかを確認します。

    既存のロケーションを変更するには、[ロケーションの編集]リンクをクリックしてください。各ロケーションをクリックすると可用性サマリーレポートとして表示されます。
  • ロケーションごとのクラスターベース可用性レポート

    各監視クラスターの応答時間と可用性の比較を表示します。これによりリージョン特有のパフォーマンスを把握できます。監視クラスターが各行に表示され、一方で各列にはロケーションごとのメトリックが表示されます。

障害

監視対象で発生した障害やメンテナンス期間について表示します。

根本原因分析レポートにアクセスすることでより詳細な情報を表示できます。ハンバーガーアイコンから次のことを行えます。

  • メンテナンスとしてマーク:障害をメンテナンスとしてマークします。
  • ダウンとしてマーク:メンテナンスをダウンとしてマークします。
  • コメントの編集:コメントの追加または編集を行います。
  • 削除:障害とメンテナンスを削除します。

インベントリー

基本的な監視情報、ライセンスタイプ、しきい値、監視ロケーションなどの設定内容を表示します。メモの追加や[インシデントチャット]ボタンからインシデントチャットを開始できます。

ログレポート

監視パフォーマンスののログ情報を表示します。ロケーションやステータスに基づいてログをフィルターできます。ログには可用性ステータス、HTTPステータスコード、DNS応答時間などが取得されます。CSV形式でレポートを出力することもできます。

ログレポートの行をクリックして、収集サマリーを表示します。

収集サマリー

収集サマリーで、アプリケーションクラスター監視の各ステップにおける実行ステータスの内訳を表示します。収集時間、実行ロケーション、成功したクラスター数を表示します。

監視内の各ステップには、応答時間、解決IP、成功ステータスが含まれます。このビューによりステップごとのパフォーマンスと問題のある段階を特定できます。

関連ガイド