ISPレイテンシー監視のパフォーマンスメトリック

ネットワークパスを経由した接続を分析し、インターネットサービスプロバイダのSLAを評価します。各ロケーションからPingを行い、遅延が発生しているエリアを特定します。 ISPレイテンシー監視を追加すると、Web > ISPレイテンシー > 監視名 > サマリーのクリックでパフォーマンスメトリックを表示できます。すべてのパフォーマンスメトリックに対してしきい値を設定することもできます。

ISPパフォーマンスメトリック

メトリック 説明
可用性 ルートを経由したISP接続の可用性です
未到達のパス 指定したホスト名へ到達できない監視で設定されているロケーション数です
最大レイテンシー 最大のレイテンシーがかかっているパス(ロケーション)とその値がミリ秒単位で表示されます
最少レイテンシー 最少のレイテンシーがかかっているパス(ロケーション)とその値がミリ秒単位で表示されます
最大ホップ 宛先への最大の中間ホップ数のパス(ロケーション)とそのホップ数です
最少ホップ 宛先への最少の中間ホップ数のパス(ロケーション)とそのホップ数です
ダウンタイム 監視がダウンした回数です
遅延 マップ:
送信元ロケーションから宛先に送信されるパケットのラウンドトリップ時間が、マップ上にプロットされます。
グラフ:
期間内で分析された遅延のトレンドです。
ジッタ― パスを経由してデータを送信するためのパケットの遅延変動です。期間内で取得された中間パケットの遅延変動を表します
ホップ数 送信元から宛先までのパケットが通ったホップ数です

全パスのレイテンシー

全監視ロケーションからのISPのパフォーマンスを可視化します。

メトリック 説明
ロケーション 宛先を監視するための送信元として使用するロケーションです
正常性 送信元から宛先へ通信可能かを表します
遅延 送信元から宛先に送信されたパケットのラウンドトリップ時間です
ジッタ― ロケーションからの送信データパケットの遅延変動です
ホップ数 ネットワークパスのホップ数です
MTU 最大転送ユニットを表します。パスを通ったプロトコルデータユニットの最大サイズがバイト単位で表示されます
個別のAS番号 監視で利用可能なAS番号のホップ数です

ISPレイテンシー監視サマリータブ内の全パスのレイテンシー欄では、すべてのホップに対してそれに対応するロケーションごとの情報を表示しすることができ、各メトリックにドリルダウンします。

トレースルートの表示をクリックして、各ホップのレイテンシー、ジッタ―、MTU、ホップ数、IPプレフィックスの情報を取得します。

トレースルートでのネットワークパス分析

サマリータブの最近のネットワークパス分析欄で、各ロケーションサーバーからのトレースルートを表示します。送信元から宛先までのネットワークパス分析を行い、各ノードのホップ数、接続、可用性が強調されて表示されます。各接続リンクにカーソルを合わせると、ロケーションエージェント名、遅延、ホップ数、IPプレフィックス、AS番号、AS名が表示されます。

トレースルートの次の項目を使用して、各パスの分析を詳細に行います。

  • 検索ノード:トレースルート内のノードを検索します。
  • ハイライトパス:選択したパスがハイライトされます。
  • リンク遅延のハイライト:ミリ秒でリンク遅延を指定します。この値を超過している値のリンクのみがハイライトされます。
  • 表示/非表示:ノードラベルとリンク遅延のボックスにチェックを入力すると、情報が表示されます。
  • MPLSネットワークリンク:トレースルートで検知されたMLPSネットワークリンク数を表示します。
  • ロケーションからのポーリング:ドロップダウンからポーリングロケーションを選択します。ポーリングをクリックして、指定したロケーションからポーリングを行い、トレースルートが新規作成されます。