Palo Alto機器のフロー出力設定

NetFlow分析を行うには、NetFlowコレクタであるオンプレミスポーラーにフローを出力するように機器を設定する必要があります。オンプレミスポーラーは特定のポートに通信を行い、フローを受信します。オンプレミスポーラーのポート番号についてはこちら

次の手順でNetFlowレコード出力設定を行ってください。

  1. NetFlowサーバープロファイルの作成
  2. NetFlowサーバープロファイルをトラフィックを送るインターフェースに割り当て
  3. ファイアーウォールがNetFlowレコード送信に使用するインターフェースのサービスルートを設定 (Required for PA-7000シリーズおよびPA-5200シリーズファイアウォールであることが条件)
  4. 変更をコミット

手順1:NetFlowサーバープロファイルの作成

Site24x7を出力されたレコードを受信するNetFlowコレクターとして設定します。次の手順を行ってください。

  1. Palo Alto機器にログインします。
  2. 機器 > サーバープロファイル > NetFlow > 追加の順にクリックします。
  3. 名前:名前を入力しプロファイルを特定します。
  4. テンプレート更新速度で、機器が一分間にNetFlowテンプレートを更新する頻度(デフォルトは30)とパケット(出力レコード-デフォルトは20)を設定します。
  5. アクティブタイムアウト:ファイアウォールが出力するレコードの一分間での頻度であるアクティブタイムアウトを設定します(デフォルトは5)。.
  6. ファイアウォールにApp-IDとUser-ID項目を出力させたい場合、PAN-OS Field Typesの隣のボックスにチェックを入れます。
  7. 次の項目を入力して、レコードを受信するNetFlowコレクターを追加してください。
    • 名前:コレクターを特定する名前です。
    • NetFlowサーバーオンプレミスポーラーがインストールされているマシンのホスト名またはIPアドレスです。
    • ポート:アクセスポートです(デフォルトは2055)です。
  8. OKをクリックします。

手順2:NetFlowサーバープロファイルをトラフィックを送るインターフェースに割り当て

NetFlowプロファイルの設定が完了したら、次はプロファイルをファイアウォールインターフェースに割り当てます。

  1. ネットワーク > インターフェース > Ethernetの順にアクセスし、インターフェース名をクリックしてそれを編集します。
  2. 設定するNetFlowサーバープロファイル(NetFlowプロファイル)を選択して、OKをクリックします。

手順3:ファイアーウォールがNetFlowレコード送信に使用するインターフェースのサービスルートを設定 (Required for PA-7000シリーズおよびPA-5200シリーズファイアウォールであることが条件)

  1. 機器 > 設定 > サービスの順にアクセスします。
  2. 複数仮想システムをもつファイアウォールの場合、次から一つを選択します。
    • グローバル:これを選択するとサービスルートがファイアウォールの全仮想システムに適用されます。
    • 仮想システム:これを選択するとサービスルートが特定の仮想システムに適用されます。ロケーションを仮想システムに設定します。
  3. サービスルート設定を選択して、カスタマイズを行います。
  4. インターフェースが使っているプロトコル(IPv4、IPv6)を選択します。必要であれば両プロトコルのサービスルートを設定できます。
  5. サービス行のNetflowをクリックします。
  6. 送信元インターフェースを選択します。
    Any、Use default、MGTは、PA-7000シリーズまたはPA-5200シリーズファイアウォールからNetFlowレコードを送信するための有効なインターフェイスオプションではありません。
  7. 送信元アドレス(IPアドレス)を選択します。
  8. OKを2回クリックして、変更を保存します。

手順4:変更のコミット

上記の全変更を保存します。

NetFlow通信問題のトラブルシューティングには、次のCLIコマンドを使用してください。
debug log-receiver netflow statistics

詳細についてはPalo Altoオフィシャルドキュメントを参照してください。