Azure SQLデータベース監視連携

Azure SQLデータベースはアップグレード、パッチ、バックアップといったデータベースメンテナンスタスクを行うデータベースエンジンプラットフォームで、人的作業をすることなく監視を行えます。
リレーショナルデーター、およびグラフ、JSON、Spatial、XMLといったノンリレーショナル構造データの両方を処理できます。

Site24x7との連携により、データベースメトリックの監視、しきい値設定、アラート通知を行えます。

目次

設定

Azure監視新規追加時のSQLデータベース監視の追加

Azure監視をまだ追加していない場合の追加手順は、次のとおりです。

  1. Site24x7にログインします。
  2. [Cloud]→[Azure]→[Azure監視の追加]に移動します。こちらの手順でもAzure監視を追加できます。
  3. Azure監視の編集画面で、サービス・リソースタイプドロップダウンから[Azure SQLデータベース]を選択し、[保存]をクリックします。

既存Azure監視のAzure SQLデータベース監視の追加

既存のAzure監視が追加されている場合、次の手順でSQLデータベースを追加します。

  1. Site24x7にログインします。
  2. [Cloud]→[Azure]→[Azure監視表示名]→[サービスビュー]に移動します。
  3. ]アイコンをクリックし、[編集]を選択します。
  4. Azure監視の編集画面で、該当[サブスクリプション]および[リソースグループ]を選択後、サービス・リソースタイプドロップダウンから[Azure SQLデータベース]を選択します。

設定完了後、[Cloud]→[Azure]に移動し[Azure SQLデータベース]を選択すると、ディスカバリーされたSQLデータベース監視が表示されます。

新規Azureリソースのディスカバリーには15から30分かかります。
すぐにディスカバリーしたい場合は、Azure監視サービスビュー画面の[]アイコンから[今すぐディスカバリー]を選択してください。

チェック間隔

Azure SQLデータベース監視メトリックデータは1分間隔、データベースステータスは5分間隔で収集されます。

サポートしているメトリック

SQLデータベースでは次のメトリックを収集します。

メトリック名説明統計単位
ファイアウォールによるブロック ファイアウォールにブロックされたSQL接続数です。 平均
失敗接続数 失敗した接続数です。 平均
成功接続数 成功した接続数です。 平均
CPUパーセンテージ SQL処理で消費されたCPUパーセンテージです。 平均 パーセント
デッドロック デッドロック数です。 平均
DTUパーセンテージ 使用されているデータベーストランザクションユニット(DTU)全体のパーセンテージです。 平均 パーセント
DTU制限 処理されたDTUの制限です。 平均
使用DTU 使用DTU数です。 平均
ログIOパーセンテージ ログ入力および出力(IO)のパーセンテージです。 平均 パーセント
データIOパーセンテージ IOデータのパーセンテージです。 平均 パーセント
セッションパーセンテージ データベースのサービスの最大同時セッションのパーセンテージです。 平均 パーセント
使用データ容量 データベースデータの保存に使用している容量です。 平均 バイト
使用データ容量パーセント データベースデータ保存に使用している容量のパーセンテージです。 平均 パーセント
ワーカーパーセンテージ データベースの最大同時ワーカー(リクエスト)のパーセンテージです。 平均 パーセント
入力メモリOLTPストレージパーセント 入力メモリオンライントランザクション処理(OLTP)ストレージのパーセンテージです。 平均 パーセント

しきい値設定

全体設定

  1. 画面左下の[管理]をクリックします。
  2. [設定プロファイル]→[しきい値と可用性]に移動し、画面右上の[しきい値プロファイルの追加]から[しきい値プロファイル]を選択します。
  3. 監視タイプに[Azure SQLデータベース]を選択します。
    その後、表示された上記メトリックに対してしきい値を設定します。

監視レベルの設定

  1. [Cloud]→[Azure]→[Azure SQLデータベース]に移動します。
  2. しきい値を設定したい監視をリストから選択し、表示名横の[]アイコンから[編集]を選択します。

[しきい値と可用性]項目で、編集(鉛筆)または新規作成(+)をクリックし、しきい値を指定します。設定後、[保存]をクリックします。
IT自動化を属性レベルで設定することも可能です。

IT自動化

IT自動化により、パフォーマンスの低下が発生した際に自動で復旧作業を行います。
しきい値の超過が発生した際に、設定している自動化が実行されます。

IT自動化の設定方法はこちらのページをご確認ください。

設定ルール

設定ルールを設定して、しきい値プロファイル、通知プロファイル、タグ、監視グループなどの設定を自動で適用できます。
以前に作成していた設定ルールも監視新規追加時に適用することも可能です。

設定ルールの設定方法はこちらのページをご確認ください。

サマリー

[サマリー]タブでは、設定した期間に基づいて上記メトリックを表示します。

表示方法は次のとおりです。

  1. [Cloud]→[Azure]→[Azure監視名]→[Azure SQLデータベース]に移動します。
  2. 監視名をクリックし、[サマリー]タブをクリックします。

これにより、失敗接続、成功接続、DTU制限、DTUパーセンテージなどのデータが表示されます。

設定詳細

[設定詳細]タブで、SQLデータベースの価格帯、最大ストレージサイズ、データベースステータスなどが表示されます。

表示方法は次のとおりです。

  1. [Cloud]→[Azure]→[Azure監視名]→[Azure SQLデータベース]に移動します。
  2. 監視名をクリックし、[設定詳細]タブをクリックします。

予測

[予測]タブで過去のデータに基づいて、Azure SQLデータベースパフォーマンスの未来のデータを予測します。
7日先のデータを取得するのに、15から30日間の過去のデータが必要です。

表示方法は次のとおりです。

  1. [Cloud]→[Azure]→[Azure監視名]→[Azure SQLデータベース]に移動します。
  2. 監視名をクリックし、[予測]タブをクリックします。
SQL Database Forecast

レポート

レポートを使用して、監視リソースの様々なデータを表示できます。

Azure SQL Databaseレポートの表示方法は次のとおりです。

  1. 画面左下の[レポート]をクリックします。
  2. [Azure SQLデータベース]を選択します。

[可用性サマリーレポート]、[パフォーマンスレポート]、[インベントリーレポート]、[サマリーレポート]、[正常性トレンドレポート]から表示したいレポートを選択します。

SQL Database Reports2

[サマリー]タブからレポートを表示することも可能です。

  1. Azure SQLデータベース監視画面で[サマリー]タブに移動し、[可用性]または[ダウン]のデータをクリックすることで、可用性サマリーレポートを表示します。
  2. また、各データグラフ名のアイコンをクリックすることで、パフォーマンスレポートを表示できます。

SQL Database Summary2

関連ガイド

Azure監視の追加方法
IT自動化の設定方法
Azure Appサービス監視の連携方法
Azure仮想マシン監視の連携方法
監視レポートリストの表示方法