GCP監視

Googleクラウドサービスの自動ディスカバリーと監視、パフォーマンスのボトルネックの特定、迅速なインシデント対応を、1つのツールで行えます。

監視の追加
ダッシュボード: インフラストラクチャー | インベントリー | カスタム
管理アクション
管理アクション
オペレーション
ガイダンスレポート
サーバー監視エージェント連携
アラート | レポート | 監視グループ
GCP VM サーバー連携
セキュリティ
ライセンス
FAQ

監視の追加

GCP監視の追加手順は次のとおりです。

Site24x7にログインし、［Cloud］→［GCP］→［GCP監視の追加］をクリックします。
表示名を入力します。
3. 監視ディスカバリーのため、GCPサービスアカウントのJSONファイルをアップロードします。
GCPのアカウントキーの作成には、GCPコンソールにログインし、［IAMと管理］→［サービスアカウント］→［キーを作成したいサービスアカウント］→アクション配下の［詳細（縦の三点リーダー）ボタン］→［キーの作成］をクリックします。
キータイプに［JSON］を選択し、［作成］をクリックします。
GCPアカウントでこの操作を行うには、いくつかの権限が必要です。
詳細はこちらのページをご確認ください。
監視するリソースを選択します。
現在、Site24x7で監視できるGCPサービスは、次のとおりです。
- Kubernetesコンテナー
- VMインスタンス
- Cloud Functions
- 記憶域
- Redis
- Pub/Sub
- Networking Services
- Spanner
- App Engine
- Firebase Database
- SQL
- ロードバランサー
- VPNトンネル
- Cloud Dataflow
既存の通知プロファイル、ユーザーアラートグループ、タグ、IT自動化を選択するか、新規追加を行います。
サードパーティサービスと連携することも可能です。
これら設定が完了したら、［GCP監視を起動］をクリックします。

全GCPリソースがSite24x7のWebクライアントに追加されるまで数分かかります。
ディスカバリーが完了すると、インフラストラクチャーダッシュボードに自動で移動します。

新しいリソースは5分ごとにディスカバリーされます。

ダッシュボード

Site24x7では2つのダッシュ―ボードをサポートしています。
またその他にもカスタムダッシュボードの作成が可能です。

インフラストラクチャーダッシュボード
インベントリーダッシュボード

インフラストラクチャーダッシュボード

GCP監視の設定が完了すると、インフラストラクチャーダッシュボードに自動で移動します。
この画面でディスカバリーされたGCPリソースのNOCビューを表示します。
ダッシュボード名の横にあるハンバーガーアイコンにマウスポインターを合わせることで、GCP監視の編集、停止、削除が行えます。

機能

1つのダッシュボードで、さまざまなサービスタイプのGCPリソースの数を表示します。
リソースのステータスを次の種類で表示します。
アップ、ダウン、ディスカバリー中、クリティカル、メンテナンス、停止
サービスタイプ、ロケーション、ステータスでフィルターしリソースを表示します。
NOCボックスをクリックして、特定の監視のサマリーページに移動します。

インベントリーダッシュボード：

［Cloud］→［GCP］→［インベントリーダッシュボード］でインベントリーダッシュボードにアクセスできます。
インフラストラクチャーダッシュボードと同様、インベントリーダッシュボードでは、ディスカバリーされたGCPリソースを確認できます。
ダッシュボード名横にあるハンバーガーアイコンにマウスポインターを合わせることでGCP監視の編集、停止（サスペンド）、削除が行えます。

機能

円グラフに全GCPリソースがサービスタイプ別に表示されます。グラフで特定のサービスタイプにマウスポインタ―を合わせることで、その詳細を確認することができます。
複数のサービスタイプで、GCPリソースの使用状況を日別に表示します。
GCPリソースのインベントリー詳細で、全GCPリソースのロケーション、リソース、ゾーンの数を表形式で表示します。
サービスをクリックすると、名前、ゾーン、タイプ、ライセンス、ユーザーなどの情報を含む詳細なインベントリーレポートを表示できます。

カスタムダッシュボード：

全GCPリソースのさまざまなメトリクスを表示するカスタムダッシュボードを作成できます。
作成には、［ホーム］→［ダッシュボード］→カスタムダッシュボード欄の［+新規作成］をクリックします。
その後の設定手順は次のとおりです。

ダッシュボードの表示と説明を入力します。
ウィジェットカテゴリーの選択で［パフォーマンスウィジェット］、［トップNウィジェット］、［現在のステータスウィジェット］のいずれかを選択します。
監視グループによる監視のフィルターで、［全ての監視］を選択します。監視タイプで［GCP］を選択します。
使用するサービスタイプのテンプレートを選択します。
監視の選択でGCPリソースを選択し、ダッシュボードを作成します。
期間を選択し、ウィジェットをワーキングスペースにドラッグ&ドロップします。
ページ上部にある［カスタマイズ完了］をクリックして保存します。

すべてのリソース

［Cloud］→［GCP］→［対象のGCP監視名］→［すべてのリソース］に移動すると、ステータス、ライセンス使用R等、に基づいた監視数とすべての監視のリストを表示します。
各監視のハンバーガーアイコンから、監視の編集、監視グループへの追加、メンテナンスのスケジュール、削除を行えます。

管理アクション

管理アクションでは、1つのコンソールで全GCPリソースを管理できます。使用するには、［Cloud］→［GCP］→［管理アクション］に移動します。
仮想マシンの開始・停止、リソースの削除のほか、サービスタイプ、ロケーション、監視ステータスでフィルターをかけることでリソースに容易にアクセスできます。
ページタイトル横のハンバーガーアイコンにマウスポインターを合わせると、GCP監視の編集、停止（サスペンド）、削除が行えます。

メモ：これらアクションはSite24x7の管理者またはスーパー管理者のみ行うことができます。

リソースを削除すると、Site24x7による監視は停止されますが、GCPアカウントからは削除されません。
一方で、GCPアカウントからリソースを削除すると、Site24x7での監視は有効のままですが、監視ステータスはダウンと表示されます。

オペレーション

GCPコンソールで実行するアクションはすべて、アクティビティログに記録されます。プロジェクトに関するイベント、監視オペレーションログ、システムログなどの追跡が可能です。

セキュリティチップス：このデータはSite24x7に保存されません。ダッシュボードには、API経由で取得したデータが表示されます。

例として、あるユーザーがGCPコンソールでリソースを停止すると、そのアクションは、Site24x7の［オペレーション］タブに自動的に記録されます。
これにより、同アカウントの他のユーザーもアクションを確認できるため、そのリソースをすぐに起動して、パフォーマンスの低下を防ぐことができます。

ガイダンスレポート

［Cloud］→［GCP］→［対象のGCP監視名］→［ガイダンスレポート］に移動して、Site24x7のGoogle Cloudガイダンスレポートを表示し、GCPリソースを基にしたベストプラクティスを取得できます。
業界のベストプラクティスを取得してUI上に表示することで、Google Cloudの信頼性、可用性、コスト効率の向上につなげられます。
詳細はこちらのページをご確認ください

サーバー監視エージェント連携

デフォルトのGoogle Cloudリソースレベルのコンピューターインスタンス正常性およびパフォーマンス監視に加えて、VMにサーバー監視エージェントをインストールすることで、CPUやメモリ使用率などのパフォーマンス監視を拡張できます。

サーバー監視エージェントのインストール方法についての詳細はこちらのページをご確認ください。

アラート

各GCPリソースの監視ごとにしきい値プロファイルを新規作成するか、既存のしきい値プロファイルを関連付けることができます。
しきい値プロファイルの設定手順は次のとおりです。

［Cloud］→［GCP］ > サービスタイプ > しきい値プロファイルを関連付けたいリソースの順にアクセスします。
表示名の横のハンバーガーアイコンにマウスポインターを合わせて、［編集］をクリックします。
詳細設定欄のしきい値と可用性の項目で、［プラスアイコン (+)］をクリックしてプロファイルを新規作成を行います。
または、［鉛筆アイコン］をクリックして既存のプロファイルを編集します。
その後、［保存］をクリックして、変更を保存します。

レポート

この機能を使用するには、Site24x7にログインし、［レポート］→［GCP］の順にアクセスします。
GCP監視では、可用性サマリレポート、パフォーマンスレポート、属性ごとのトップNレポートを利用できます。また、カスタムレポートを作成することも可能です。

監視グループ

サービスタイプと個々のリソースをそれぞれ監視グループに関連付けられます。

サービスタイプレベル：

サービスタイプを追加すると、GCP - <GCP Project Name> - System Generatedという名前の監視グループが自動作成されます。

［ホーム］→［監視グループ］にアクセス後、作成した監視グループをクリックして、［ビジネスビュー］タブに移動します。
この画面では監視グループとそれに関連するサブグループ（リソースグループはサブグループとして扱われます）を全体的に表示し、障害の発生状況とその影響範囲を瞬時に把握できます。
詳細はこちらのページをご確認ください。

監視リソースレベル

監視リソースレベルでの監視グループの作成手順は次のとおりです。

Site24x7のWebクライアントにログインし、［Cloud］→［GCP］→［GCPアカウント］→［サービスタイプ］→［監視リソース名］をクリックします。
表示名の横のハンバーガーアイコンにマウスポインターを合わせて、［編集］をクリックします。
詳細設定欄にある監視グループの関連付け欄で、ドロップダウンリストから既存の監視グループを選択するか、プラスアイコン(+)より新規作成を行ってください。

GCP VM サーバー連携

サーバー監視拡張をインストールして、GCP仮想マシン (VM)のシステムレベルメトリックの分析を行います。
設定方法は次のとおりです。

［Cloud］→［GCP］→［GCPアカウント］→［VMインスタンスをクリックします。
VM拡張をインストールしたいVMインスタンスをクリック後、［サーバー監視のVM拡張］タブに移動します。
［エージェントのインストール］をクリックします。希望のOSプラットフォームを選択して、VMに拡張をインストールします。

エージェントインストールが完了すると、GCP VMのシステムレベルメトリックを表示できます。

セキュリティ

Site24x7のGCP監視では、Site24x7のWebクライアントにアップロードしたサービスアカウントJSONファイル内のアクセスキーを取得することで、認証を行います。
ファイル内の秘密鍵は暗号化されているため、Site24x7がアクセスすることはできません。
GCPのパフォーマンスメトリックはGCP監視のREST APIを用いて収集されます。
GCP監視を利用するのに必要な権限についてはこちらのページをご確認ください。

ライセンス

1GCPサービスまたはリソースの監視につき、1ベーシック監視を消費します。