ヘルプ サーバー メトリック サービス・プロセス監視

サービス・プロセス監視

Site24x7サーバー監視ツールは、実行中の、Windows Serverのサービスと、Linuxサーバーのプロセスを監視します。

サービスとプロセスを監視する理由

CPU、ディスク、メモリ利用量の監視だけでは、サーバーのヘルス チェックは完全とは言えません。システム リソースへの負荷を完全に分析するには、サーバーで稼働しているそれぞれのサービスやプロセスのパフォーマンス監視も、同等に重要です。

サービス・プロセス監視の追加

サーバーで実行中のサービスやプロセスの追加・ディスカバリを行うには、次の手順を踏みます。

  1. サービス・プロセスの自動ディスカバリ:
    WindowsやLinuxのエージェントをインストールすると、サーバーで稼働しているサービスやプロセスが自動検出され、監視の対象となります。リストは、 サービスとプロセスタブ(Windows)とプロセスタブ(Linux)に表示されます。
  2. サービス・プロセスの手動ディスカバリ:
    サーバーで稼働しているプロセスが見つからないときは、手作業で追加できます。右上コーナーのサービスとプロセスのディスカバリボタンをご利用ください。詳細はこちらで確認ください。
  3. 設定テンプレートの構成とサービス・プロセスの自動ディスカバリ:
    設定済みテンプレートを作成し、サービス・プロセスの自動ディスカバリを有効にすると、Windows ServerやLinuxサーバーのサービス・プロセスは、自動的に、Site24x7の デフォルト リストと比較され、監視の対象になります。詳細はこちらで確認ください。

実行できるアクション

  1. サービスの開始・停止(Winowsのみ):
    サービスの開始や停止は、アクションに表示のアイコンで行います。この操作は、 サーバー ツールタブからも可能です。詳細はこちらで確認ください。
  2. サービスの削除(Winowsのみ):
    あるサービスやプロセスを監視する必要がなければ、削除が可能です。ただし、これは、監視から消えただけであり、サーバーから消えたわけではありあせん。
  3. サービス・プロセスを他サーバーに一括追加する:
    サービスやプロセスを、1つでも複数でも選択し、サービスとプロセス/プロセスページ下部の、他のサーバーへの監視の追加ボタンを利用すると、他のサーバー監視への追加が実行されます。 詳細はこちらです。
  4. サービス・プロセスをサーバーから一括削除する:
    同様に、複数サーバー監視からのサービスやプロセスの削除は、 他のサーバー監視からの削除で、まとめて実行できます。 詳細はこちらです。

パフォーマンス メトリック

パラメーター 説明
ステータス サービス・プロセスが、アップかダウンかわかります。
CPU(%) プロセスによるCPU利用率をさします(%)。
メモリ(%) プロセスによるメモリ利用率をさします(%)。
インスタンス 当該インスタンスの起動件数をさします。
スレッド数(Thread count) プロセス内で実行中のスレッドの数をさします。
ハンドル数(Handle count) プロセス オブジェクト テーブル内部の、オブジェクト ハンドルの数をさします。

メモ:Windowsでは、あるサービス関連のプロセスが表示され、当該プロセスのCPU・メモリ利用量が、サービスとプロセスに提示されます。

プロセスごとのCPUとメモリ利用率の計算法

プロセスのパフォーマンス メトリック、CPU・メモリ利用量は、「ps」コマンドで計算します。

たとえば、プロセス「sshd」のCPU・メモリ利用率を取得するには、次のコマンドを実行します。

/bin/ps -eo pid,pri,fname,pcpu,pmem,nlwp,command,args | grep -i 'sshd' | grep -v grep

メモ:4つ目のインデックス値(pcpu)は、プロセスCPUを表します。5つ目(pmem)は、プロセス メモリです

「ps」コマンドで取得するCPU値は、サーバーに複数コアがある場合、100%を超えることがあります。この場合、プロセスのCPU利用率は、コアごとに、次のように計算します。

プロセスCPU=CPU値÷コア数

例:「ps」コマンドの結果が200で、コア数が8

プロセスCPU=200÷8

よって、プロセスCPUは25%

しきい値を決め通知を受ける

アクションから編集アイコンアイコンを利用し、CPU・メモリの利用量、スレッド数、ハンドル数のしきい値を決めてください。

  • プロセス ダウン時のアラートは、トラブルダウンから選べます。
  • 監視パラメーターに設定できる判定条件は、次の通りです。
    • 設定値超
    • 設定値以上
    • 設定値未満
    • 設定値以下

ライセンスのヒント

サーバ―監視ごとに監視できるサービスやプロセスの数は、あらかじめご確認ください。ライセンス体系は、関連付けるアプリケーションにより異なります。詳細はこちらです。

関連記事: