Webサイト監視とは、Webサービスのダウンや表示遅延による問題が表面化する前に検知するため、Webページの死活や応答時間をユーザー視点で常時確認することです。Web監視とも言います。ここでは、Web監視ツールSite24x7の導入手順、必要な理由、考慮すべきこと、事例を紹介します。
シンプルなフォームだから数分で完了できます。
単一URLの外形監視を始める手順も驚くほど簡単です。
ログイン・ログアウトやECサイトで商品を買い物カゴに入れて決済するまでなど、ビジネスを左右する重要な複数ページの移動の監視も簡単です。
ステップ 1
フリープランのサインアップページでお名前とメールアドレス、パスワード、電話番号を入力、規約・ポリシーの合意にチェックし、「サインアップ」をクリックするだけ。クレジットカード情報も不要なので安心です。
ステップ 2
サインアップ後に表示される画面で「Webサービスを監視します」をクリック。
ステップ 3
監視したいWebサイトのURLを入力して「続行する」をクリック。
ここで、Site24x7がサービスを検出するまでの間、少し待つことがあります。
ステップ 4
「選択したリソースを監視」をクリック。
すべてにチェックが入っていますが完全無料なのでご安心んください。少しでも多くの機能を体験していただきたいので、是非そのままお進みください。
ここでも、Site24x7が監視設定を完了するまでの間、少し待つことがあります。
ステップ 5
左上の見出しに「100%」と表示されたら「閉じる」をクリック。
Site24x7はWebサイト監視を始めています。
このマークが表示されている監視項目は監視できており、正常に稼働していることを意味します。
その行をクリックすると数分後には詳細画面でデータが可視化されていることを確認できます。サインアップはこちら
例えば、ユーザー視点でページの表示に時間がかかっている時間帯を瞬時に把握できます。通知設定も簡単なので、是非、いろいろ試してみてください。
ここまで、Web監視を手軽に、かつ無料またはスモールスタートできるSite24x7の始め方を紹介しました。ここからは多くのIT運用管理者がWeb監視を始める理由を紹介します。
例えば、サーバー管理者のミッションのひとつに、そのサーバーの安定稼働があります。サーバー管理者が本当の意味でミッションを果たすためには、これをもう少し掘り下げて、なぜサーバーの安定稼働が必要なのか考えなくてはいけません。サーバーの上ではいくつものWebアプリケーションが稼働しています。それらのアプリケーションには多くのユーザーがいて、ユーザーがアプリケーションを不自由なく使えて初めて、企業に利益が生まれます。つまり、サーバー管理者のミッションのひとつは、「ユーザーが不自由なくアプリケーションを使えること」と言えます。こう考えると、サーバー管理者は、企業の売上に関わる重要な役割を担っていることがわかります。
次に、Web監視をしていないサーバー管理者の現場によくある事象を紹介します。結論から言うと、こういった現場では、ユーザーからの不具合報告があってはじめて問題が発生していることに気づきバタバタするという事態が多く発生しています。例えて言うなら、消防署と同じです。火が出て、住民の通報を受けて初めて家事を知り、消防隊が急いで現場に出動します。しかも、ぼやだったということも少なくありません。ただ、火事の場合は、住民に通報してもらう前に消防隊がその事象に気づくことは現実問題不可能です。しかし、サーバー管理の現場ではそれが可能です。それを実現する手段がWeb監視です。
Web監視が必要な最大の理由は、ユーザー視点の監視をするためです。実際のユーザー、または、それに近い模擬ユーザーが体験している事象を監視したい、そう考えます。それができればユーザーからクレームが入る前に、不具合が起きていることを案内できたり、障害対応に着手することができ、ユーザーとの良い関係を維持できる上、ユーザーへの影響を最小限にすることが可能となります。
次に、Web監視を始める上で考慮すべきことを紹介します。それは前述した「実際のユーザー、または、それに近い模擬ユーザーが体験している事象を監視したい」という点です。
ユーザー視点の監視が目的のため、監視しているサーバーのユーザーがどこにいるかを意識する必要があります。例えば、日本語のECサイトであれば、ユーザーの9割は日本国内のさまざまな地域からアクセスしているでしょう。
仮にオンプレミスの監視ツールを採用した場合、その監視ツールをインストールしているサーバーが疑似ユーザーとなります。実際のユーザーは日本中にいるけど、疑似ユーザーは東京のサーバーの場合、東京のユーザーは問題なくても、大阪のユーザーには問題が発生している可能性が出てきます。もちろん、ユーザーが世界中にいるケースもあるでしょう。疑似ユーザーを監視する場合は、実際のユーザーとは異なるということを考慮しながら監視する必要があります。
理想は、実際のユーザーが体験している応答時間などを監視することです。一般的に「リアルユーザーモニタリング(RUM)」と呼ばれる機能を持つツールはそれを実現します。Site24x7もRUMを提供しています。
また、模擬ユーザーが体験している応答時間などを監視する場合は、前述の通り、その模擬ユーザーがどこにいるかを考慮する必要があります。クラウド型の監視ツールの場合、世界中の複数の地域に模擬ユーザーを持っていることが少なくありません。Site24x7のWebサイト監視機能はその数が多く、模擬ユーザーの設置場所を世界中100以上の地域から複数選択できます。
最後に、Site24x7によくあるITベンダーのWeb監視事例を紹介します。
お客様に導入したチャットサービスによくダウンや遅延が発生し、現状お客様からの問い合わせでそれを把握しているため、対応が後手後手になっている。しかもそのチャットサービス側の障害対応も遅いためお客様の不満は募る一方でトラブルに発展することが少なくない。
お客様の不満を可能な限り小さくし、信頼関係を維持したい。
チャットサービスに対してWeb監視を実施することで、チャットサービスのダウンや遅延をお客様より前に把握し、お客様にもチャットサービス側にも先手先手で連絡していけるようにしたい。
根本的な解決はチャットサービスマターとなるため、Web監視ツールを導入しても解決するわけではない。しかし、それでもお客様に与える印象を大きく改善され、それがサービス向上につながるためWeb監視を始める価値があると判断。
こういった事例の場合、ここで紹介した簡単な手順で始められる低価格のSaaS型Web監視ツール「Site24x7」がマッチします。価格一覧とプラン比較もご確認の上、お気軽にお試しください。