REST API監視
REST API監視はAPIの応答を定期的に確認し、応答で、指定した属性値が、所定のXPathや属性名に見つからない場合、アラートを発します。IPv4/IPv6のデュアルスタック インフラも、Site24x7で監視できます。
もくじ
REST API監視の追加
- Site24x7にログインしてください。
- 管理 > インベントリ > 監視 > 監視の追加 とクリックします。
- REST API監視を監視の追加で選択します。
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Webサイト監視の追加には、次の情報を指定してください。
- 表示名:監視するWebサイトを、適宜、命名します。
- エンドポイントURL:監視するREST エンドポイントURLを、入力。
- 確認頻度:ポーリング頻度を選択します。
- 接続タイムアウト:ターゲット サーバーとの接続に必要な時間を指定します(%)。
- IPv6設定:IPv6有効のWebサイトを監視するには、監視のフォームの作成・編集中にトグルボタンを「はい」へと動かしてください。
Site24x7では要件に応じて、IPv4とIPv6に対応したインフラを監視します。デフォルトで有効となるプロトコルは、IPv4です。監視のフォームで選択すれば、IPv6インフラも監視できます。
IPv6を監視フォームで有効にしても、IPv4互換とはなりません。IPv4とIPv6の双方に対応したサイトを監視する場合は、それぞれ別の監視の設定が必要です。
- 監視ロケーション:Webサイトの監視元となるロケーションのプロファイルを、ドロップダウンで選択してください。
詳細は、ロケーション プロファイルを参照ください。

- 監視グループ:該当する監視グループをドロップダウンから選べば、監視を複数の監視グループに関連付け可能です。これにより、監視を論理グループにできます。
監視群に対して、1つの監視グループを作成するには、監視グループを参照ください。
- 監視への依存:監視をドロップダウンから選択し、依存リソースに指定します。依存リソースのステータスがダウンであれば、監視へのアラートは抑止されます。
依存リソースを設定し、それにもとづくアラート抑止を行えば、誤報アラームの防止につながります。詳細は、
監視レベルでのアラーム抑止を参照ください。
依存リソース欄に「なし」を選択すると、通常設定の場合と同様、アラートが発生します。この場合、監視には依存リソースがないことになるため、アラート抑止は行われません。
1つの監視を、ことなる監視グループにある複数の依存リソースに関連付けることも可能です。通常のステータス確認で、これら依存リソースが1つでも
ダウンと特定されると、その監視のアラートは自動的に抑止されます。ただし、監視レベルでの依存性設定は、常に、
監視グループ レベルでの依存性設定に優先します。
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HTTP設定には、次の情報を指定してください。
- HTTPメソッドサイト接続時のメソッドを、post、get、put、delete、patchから指定します。ラジオボタンでフォーム送信メソッドを選択してください。post、put、patchのメソッドについては、bodyタイプも設定してください。
postメソッドでは、URLアクセス時にパラメーターを送出します。postメソッドでは、フォーム、テキスト、XML、JSON形式での送信をサポートしています。

getメソッドでは、HTML応答全体を取得し、設定したキーワードの存在確認に利用できます。
- リクエストタイプ:GraphQLクエリをエンドポイントに送信したい場合はGraphQLを選択します。
- GraphQLクエリ:GraphQLクエリを入力し、APIサービスに基づくGraphQLからの応答として特定の項目を取得します。
- GraphQL変数:JSON形式のGraphQLクエリで参照される変数の値を入力します。
POSTメソッドを選択している場合、リクエストボディにGraphQLクエリおよびGraphQL変数を指定してください。GETメソッドの場合、GraphQLクエリとGraphQL変数はURLパラメーターを通して送信されます。
- HTTP要求ヘッダー:デフォルトのHTTP要求ヘッダーを編集する場合は、ヘッダー名とヘッダー値を、ここで追加します。
- ユーザー エージェント:ブラウザーのカスタム ユーザー エージェントを設定し、要求とHTTPヘッダーの送出に利用します。利用できるUAからの選択が可能です。

- 認証方法:監視の認証方法を複数種類、管理します。
- Basic/NTLM:Basic/NTLMベース認証を設定します。Windows NTLMは、Windows OS上のシステムで利用できる認証プロトコルです。
認証情報:Basic/NTLM認証を要するURLの、ユーザー名とパスワードを指定。

- OAuth:OAuthフレームワークによるセキュリティを施したリソースを監視する場合は、OAuthラジオボタンを選択してください。
OAuthサービス プロバイダー名:OAuthサービス プロバイダー名を設定リストから選ぶか、新しくOAuthプロファイルを作成してください。by clicking +ボタン.
- クライアント 証明書:クライアント証明書認証を要するWebサイトでは、クライアント 証明書をアップロードしてください(PKCS#12ファイル)。

- 権威DNSサーバーによるクエリ処理:トグルボタンで、ドメイン名解決に権威DNSサーバーを使うか指定します。
- HTTPステータス コードのサポート形式:コンマ区切りのリストで、応答成功を表すHTTPステータス コードを表示します。ステータス コードをそれぞれ指定することも、コロン区切りで範囲指定することも可能です。
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コンテンツ チェックの情報を指定してください。
- 応答フォーマットにテキストを選んだ場合
- あるはずの文字列:指定キーワードがWebサイトになければ、アラートします。チェックボックスでキーワードを指定し、スライダー ボタンで必要な種類のアラートを有効にしてください。
- あってはならない文字列:指定キーワードがWebサイトにあれば、アラートします。チェックボックスでキーワードを指定し、スライダー ボタンで、必要な種類のアラートを有効にします。
入力欄にキーワードを指定する際は、次の条件を守ってください。
- 文字列やキーワードが1つであれば、ダブル・コーテーションで囲むか否かは任意です(例:HTML)。
- 2つの文字列で1キーワードとなっている場合、空白をあけて、全体をダブル・コーテーションで囲みます(例:"HTML response")。
- キーワードを複数指定する場合は、それぞれを空白で区切り、ダブル・コーテーションで囲ってください("monitor" "HTML")。
- 大文字・小文字の区別:トグルボタンで、この項目を、有効にします。
- 正規表現マッチ:Webコンテンツの特定パターンにマッチする際にアラートするという設定を行います。たとえば、^[a-z0-9_-]{3,15}$という表現にマッチする場合、Webコンテンツには、aからzまでのアルファベット、0から9までの数字、アンダースコア、ハイフンが含まれることとなります。たとえば、^[a-z0-9_-]{3,15}$という表現にマッチする場合、Webコンテンツには、aからzまでのアルファベット、0から9までの数字、アンダースコア、ハイフンが含まれることとなります。
このパターンにマッチしない場合、Webサイトは指定した正規表現「^[a-z0-9_-]{3,15}$」にあわないものとして、報告対象になります。

- 選択する応答形式がXMLの場合
- XPath表現:XPath表現を指定し、XPath表現のアサーション評価を可能とします。アサーションは、XPathをXMLで正しく解析できるようにしなくてはなりません。複数のXML表現アサーションを追加するには、(+)キーをクリックしてください。
- アラートの重要度:XPath表現のアサーション失敗時、アラートの重要度を「ダウンやトラブル」とするかの決定をします。

- 選択する応答形式がJSONの場合
- JSON Path表現:JSON Path表現を指定し、JSON Path表現のアサーション評価を可能とします。アサーションは、JSON PathをJSONで正しく解析できるようにしなくてはなりません。複数のJSON Path表現アサーションを追加するには、(+)キー
をクリックしてください。
- アラートの重要度:JSON Path表現のアサーション失敗時、アラートの重要度を「ダウンやトラブル」とするかの決定をします。

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設定プロファイルの情報を指定してください。
- しきい値・可用性:しきい値プロファイルをドロップダウンから選ぶか、デフォルトのしきい値設定を選択してください。リソースが設定値を超えると、通知が行われます。
しきい値・可用性のカスタム プロファイルの作成には、しきい値・可用性を参照ください。
- 通知プロファイル:通知プロファイルをドロップダウンから選ぶか、デフォルト プロファイルを選択してください。通知プロファイルにより、障害発生時は、いつ誰に通知するかを設定できます。
通知プロファイルを参照し、カスタム通知プロファイルを作成してください。
- ユーザー アラート グループ:障害時にアラートを届けるユーザー グループを選択します。
1グループに複数ユーザーを追加する場合は、ユーザー グループを参照してください。
- アクション:Webサイトで、ダウン・トラブル・アップのステータス変化や、属性の変化があった時に実行するアクションを選択します。ステータス変更の際は設定したアクションが実行され、対象ユーザー グループにアラートを発します。
障害への是正措置を自動化するには、アクションを参照ください。
を参照ください。
- サードパーティ連携:サードパーティのサービスを設定し、監視を関連付けてください。監視アラームが関連サービスへ送信され、インシデント管理が促進・改善されます。
連携設定がすんでいない場合、
「管理 > サードパーティ連携」と移動し、作成してください。
詳細情報はこちらです。
- 保存をクリックしてください。
監視の設定が終わると、Site24x7のディープ ディスカバリ ウィザードは、ドメインをスキャンし、あらゆるインターネット関連リソースを検出、契約アカウントの包括的インターネット サービス監視に追加します。詳細は、
インターネット サービスのディープ ディスカバリを参照ください。
トラブルシュートのヒント: