Webサイト監視

Site24x7では、指定したWebサイトを継続的に監視し、その可用性とパフォーマンスを分単位で記録します。
オンプレミスポーラーを使用して、120以上のグローバル監視ロケーションやファイアウォール内から、指定可能な標準のHTTP/HTTPSのURLを監視します。

また、Webサイト内をスキャンして、特定のキーワードの有無を確認することや、パフォーマンス低下時にアラートを通知することも可能です。
更には、IPv4/IPv6デュアルスタックのインフラストラクチャも監視します。

Webサイト監視の追加

以下の手順でWebサイト監視を追加します。

  1. Site24x7にログインし、[Web]→[Webサイト]のプラスをクリックします。
  2. 以下の各項目を設定します。
    • 表示名
      監視対象として追加する監視名を入力します。
    • WebページURL
      監視対象とするURLを入力します。
    • チェック間隔
      監視する間隔(通常、最短1分から最大1日)をドロップダウンから選択します。
      ※ENTERPRISEまたはELITEプランをご利用の場合は、最短30秒を設定できます。
      チェック間隔30秒を指定すると、ベーシック監視を2ライセンス消費します。
    • 監視ロケーション
      ドロップダウンから、監視を実行する拠点を選択します。
      IPv4/IPv6の拠点や、ロケーションプロファイルで作成した設定を選択することも可能です。
      ロケーションプロファイルについては、こちらのページをご参照ください。
  3. その後、以下の項目を任意に設定し、保存します。
  • 設定を保存すると、Site24x7のディープディスカバリー機能がドメインをスキャンし、関連するインターネットリソースを検出します。
    インターネットサービスのディープディスカバリー機能については、こちらのページをご参照ください。
  • Webサイト監視のパフォーマンスメトリックについては、こちらのページをご参照ください。

コンテンツチェック

項目 説明
存在するべき文字列 指定したキーワードがWebサイトに存在しない場合に、アラート(トラブル/ダウン)を受信します。
※2つの文字列で1つのキーワードとする場合は、ダブルクォーテーションで囲む必要があります。
例:"HTML response"

※複数の単一キーワードを指定する場合は、スペースを空け、各キーワードをダブルクォーテーションで囲みます。
例:"monitor" "HTML"
あってはならない文字列 指定したキーワードがWebサイトに存在する場合に、アラート(トラブル/ダウン)を受信します。
※2つの文字列で1つのキーワードとする場合は、ダブルクォーテーションで囲む必要があります。
例:"HTML response"

※複数の単一キーワードを指定する場合は、スペースを空け、各キーワードをダブルクォーテーションで囲みます。
例:"monitor" "HTML"
大文字・小文字を区別 大文字、小文字を区別する場合には、[はい]を選択します。
マッチする正規表現 特定のパターンがWebサイトのコンテンツにマッチする場合に、アラート(トラブル/ダウン)を受信します。

^[a-z0-9_-]{3,15}$
例として、この条件を指定した場合、aからzのアルファベット、0から9の数字、アンダーバー、ハイフンが含まれている必要があります。
また最短3、最長15文字の文字列である必要があります。
条件に一致しない場合、指定した正規表現に一致しない内容として記録されます。
コンテンツチェックについては、こちらのページをご参照ください。
HTTP応答ヘッダー HTTPリクエストで必要な応答ヘッダーと値を入力し、それらがHTTPヘッダーや応答にマッチするか確認します。
チェックに失敗した場合、アラート(トラブル/ダウン)が発生します。
条件を追加する際は、以下の点に留意してください。
  • +ボタンから、複数のヘッダー、値を設定できます。
  • 単一のヘッダー値を入力する際、ダブルクォーテーションの有無にかかわらず設定できます。
  • 複数のヘッダー値を入力する場合、スペースを空け、ダブルクォーテーションで追加する必要があります。
    例:"gzip" "br"
  • ヘッダー値は、正規表現もサポートしています("${<regex>}"形式)。
    ${\d{4}}を例とした場合、ヘッダー値の中から連続する4桁の数値をチェックします。
HTTP応答ヘッダー重大度 指定したヘッダー名やヘッダー値がマッチしない際のアラートの重要度(トラブル/ダウン)を指定します。
 

HTTPの設定

項目 説明
HTTPメソッド Webサイトへの接続に使用する方法(post/get/head)を選択します。
・postメソッドは、FORM/Text/XML/JSONをサポートしています。
・getメソッドは、HTML応答全体を取得し、指定したキーワードが存在するかチェックします。
・headメソッドは、URLの可用性チェックができます。
HTTP要求ヘッダー HTTP要求ヘッダーを必要に応じて追加します。
ユーザーエージェント リクエストとHTTPヘッダーを送信するためのユーザーエージェント(Webブラウザー)を任意に設定します。
認証方法 認証方式を選択します。
  • Basic/NTLM
    Basic/NTLMベースの認証方式です。
    Windows NTLMは、Windows OS上で使用できる認証プロトコルです。
    [Web認証情報]には、Basic/NTLMベースの認証を要するURLの認証情報をドロップダウンから選択します。
    認証情報の追加、編集については、こちらのページをご参照ください。
  • OAuth
    OAuthフレームワークにより保護されたリソースを監視する場合に選択します。
    プルダウンから、OAuthプロバイダーを選択します。
    OAuthプロバイダーについては、こちらのページをご参照ください。
  • Webトークン
    Webトークンを使用して保護されたリソースを監視する場合に選択します。
    プルダウンから、必要なWebトークンを選択します。
    Webトークンについては、こちらのページをご参照ください。
クライアント証明書 クライアント証明書がWebサイトで必要な場合に、証明書をアップロードします。
「PKCS#12」形式のファイルをサポートしています。
権威ネームサーバーへのクエリ 権威ネームサーバーによりドメイン名を名前解決するか選択します。
IPアドレス制限 DNSで解決されたIPアドレスの代わりに使用する特定のドメイン名やIPv4/IPv6アドレスが存在する場合に指定します。
許可されたHTTPステータスコード 応答の成功を示すHTTPステータスコードを、カンマ区切りで指定します。
特定のスタータスコードの指定や、コロンで範囲指定することも可能です。
HTTPステータスコードについては、こちらのページをご参照ください。
HTTPリダイレクトをフォロー 最大10件のHTTPリダイレクトを記録します。
サーバーSSL証明書を信頼 [はい]を選択した場合、証明書を信頼して検証をスキップします。
[いいえ]を選択した場合、証明書の検証が行われ、検証に失敗するとアラートが発生します。
SSLプロトコル サーバーとの通信でクライアントが使用するTLS/SSLプロトコルのバージョンをプルダウンから選択します。
[Auto]を選択すると、検出とネゴシエーションを自動で行います。
SSLプロトコル検証は、HTTPSドメインの場合に機能します。また、実際と異なるSSLプロトコルバージョンを選択した場合、ポーリングの監視ステータスは失敗となります。
HTTPプロトコル ネゴシエーション時に優先して使用するHTTPプロトコルバージョンをプルダウンから選択します。
ALPNの有効化 有効化すると、サポートされているアプリケーションプロトコルのみがTLSハンドシェイクの一部として送信され、ラウンドトリップタイムを短縮します。
オンプレミスポーラーではサポートされていません。

詳細設定

項目 説明
接続タイムアウト ターゲットとするサーバーとの接続を確立するまでのタイムアウト値(秒)を指定します。
指定した時間内に接続が確立されない場合、Webサイトはダウンと判定されます。
IPv6を優先する IPv6対応のロケーションからWebサイトを監視する場合に、[はい]を選択します。
  • Site24x7では、必要に応じてIPv4/IPv6デュアルスタックのインフラストラクチャを監視します。
    その場合、IPv4がデフォルトで有効になりますが、この項目を有効にすることで、IPv6インフラストラクチャを監視するようになります。
    ※IPv6による接続に失敗した場合、IPv4には切り替わりません。
  • IPv6を有効化した場合も、IPv4による監視との互換性はありません。
    IPv4/IPv6両方に対応しているリソースを監視する場合は、個別に監視を設定する必要があります。
監視グループ 監視対象を監視グループ内の依存リソースに関連付けることができます。
通常の監視ステータスチェック時に、依存リソースのいずれかのステータスが「DOWN」と判定されると、監視対象のアラートは自動的に抑制されますが、
監視レベルの依存設定においては、アラートを抑制する他の監視グループレベルの依存設定よりも常に上位の優先度が与えられます。
監視リソースの依存設定については、こちらのページをご参照ください。
次の監視に依存 ドロップダウンから監視を選択し、依存リソースとして指定します。
依存リソースのステータスがダウンの場合、監視のアラートは抑制されます。
  • 依存リソースのステータスに基づきアラートを抑制することは、アラートの誤報防止につながります。
    監視レベルでのアラート抑止については、こちらのページをご参照ください。
  • 依存リソースを選択しない場合、アラートは抑制されず、通常の設定に基づきます。

設定プロファイル

項目 説明
しきい値と可用性 ドロップダウンからしきい値プロファイルを選択し、設定したしきい値と可用性を超えた際にアラートを受信します。
しきい値と可用性の設定については、こちらのページをご参照ください。
タグ タグを関連付けることで、監視対象を体系的に管理します。
タグの作成については、こちらのページをご参照ください。
IT自動化テンプレート Webサイトのステータスが変更した際に実行する自動化アクションを選択します。
指定したユーザーグループにアラートが通知されます。
自動化テンプレートについては、こちらのページをご参照ください。
スケジュールメンテナンス中にITオートメーションを実行 ステータスメンテナンスを設定すると、メンテナンス中のアラートを抑制します。
このチェックボックスを有効化することで、IT自動化機能を実行できます。

アラート設定

項目 説明
ユーザーアラートグループ アラートを受信するユーザーグループを選択します。
ユーザーアラートグループについては、こちらのページをご参照ください。
オンコールスケジュール 特定のシフト時間内にアラートを通知します。
オンコールスケジュールについては、こちらのページをご参照ください。
監視対象がユーザーグループに関連付いている場合、オンコールシフトに関係なく、アラートを受信します。
通知プロファイル ドロップダウンから通知プロファイルを選択します。
通知プロファイルにより、監視対象がダウンした際に、いつ誰にアラートを通知するか設定します。
通知プロファイルについては、こちらのページをご参照ください。

サードパーティ連携