ヘルプ 管理 監視の追加 Windowsフルスタックエージェント

Windowsフルスタックエージェントのインストール方法

必要条件

フルスタックエージェントをデプロイするための条件は次のとおりです。

  • Windows Serverへの管理者アクセス権限
  • Site24x7とエージェントがインターネット接続可能である
  • Windows Server 2008 R2以降のOS

インストール手順

ステップ1:

Windowsフルスタックエージェントインストーラーのダウンロード

  1. Site24x7にログインします。
  2. [サーバー]→[サーバー監視]横の[+]アイコンをクリックし、Windowsアイコンを選択します。
    • または、[管理]→[監視の追加]→[Windowsサーバー監視]に移動します。
  3. [Site24x7 Windowsフルスタックエージェントのダウンロード]をクリックします。

上記によりWindowsフルスタックエージェントがダウンロードされます。

ステップ2:

フルスタックエージェントのインストール

  1. ダウンロードしたインストーラーを対象のWindows Serverに配置します。
  2. インストーラーファイルをダブルクリックし、セットアップウィザードを起動します。
  3. ライセンス規約を確認し、承諾します。
  4. インストールディレクトリを選択します(デフォルトを推奨しています)。
  5. Site24x7アクセスキーを入力します。このキーはフルスタックエージェントがSite24x7アカウントに接続するために必要です。Site24x7のアクセスキーは[管理]→[開発者]→[デバイスキー]で表示されます。
  6. 下記の監視オプションを選択します。
    • IT Automation:しきい値違反時に自動復旧アクションを有効化します。
    • Plugin compatibility:Apache、CouchDBなどの100以上のアプリケーションを監視する機能を有効にします。
    • Log management:100以上のソールからログを収集し、管理、アラート通知を行う機能を有効にします。
    • APM Insight:プラットフォームに関係なくすべてのアプリケーションをディスカバリーし監視する機能を有効にします。
      • サポートしているプラットフォーム:Java、.NET、.NET Core、Node.js
  7. [Next]をクリックします。
  8. [Install]ボタンをクリックして、インストールを開始します。インストール完了後、完了メッセージが表示されます。
  9. [Finish]をクリックし、インストーラーを閉じます。

ステップ3:

監視の表示

  1. Site24x7にログインします。
  2. サーバーの監視画面に下記の手順でアクセスします。
    • [サーバー]をクリックし、リストからサーバー監視名を選択します。
  3. アプリケーションのパフォーマンス(APM)を表示する方法は次のとおりです。
    • [APM]をクリックし、リストから対象のアプリケーションを選択します。
    • アプリケーションの自動ディスカバリーにはトランザクションを発生させる必要があるため、監視リストに表示されていない場合には、アプリケーションの再起動が必要です。

複数ホストへの一括インストール方法

トレイアイコンの右クリック後に一括インストールオプションを選択することで複数ホストに対してエージェントをインストールできます。Active Directory管理者アカウントでの認証を行い、必要であればプロキシ設定を行うことで、選択したすべてのホストに自動でエージェントをデプロイします。

Windows Server監視の設定と編集方法

エージェントを手動でインストールすると、デフォルトしきい値プロファイルやデフォルト通知プロファイルなどのデフォルト設定のサーバー監視が作成されます。Windowsサーバー監視の設定を変更したい場合は、[サーバー]→[サーバー監視]→[サーバー]に移動し、編集したいサーバー監視名を選択後、表示名横のハンバーガーアイコンから[編集]を選択してください。

設定オプションは次のとおりです。

  • 表示名:サーバー監視名を指し、手動で変更可能です。
  • ホスト名:エージェントがインストールされているサーバーや装置の名前です。この値は変更できません。
  • IPアドレス:エージェントがインストールされているサーバーや装置のIPアドレスです。この値は変更できません。
  • 監視グループの関連付け監視グループにより監視の管理を行いやすくします。ドロップダウンから監視グループを選択し、サーバー監視をその監視グループに関連付けます。
  • 依存監視:サーバー監視の依存する監視を選択します。アラートの削減を行うことが可能です。
  • チェック間隔:エージェントがデータを収集する頻度を選択します。
  • アップタイム監視のみ:アップタイムと可用性情報のみを収集するようにサーバー監視が構成されているか表示します。
  • イベントログ/syslog監視の有効化:[はい]を選択すると、イベントログ監視を有効にします。デフォルトでこのオプションは有効になっています。
  • IT自動化モジュール:IT自動化が有効となっているかを表示します。

設定プロファイル

設定情報をプロファイル化して、監視ごとに再設定を行うことなく、複数監視にプロファイルを設定できます。

  • しきい値と可用性しきい値プロファイルを選択し監視に関連付けます。しきい値プロファイルにより、しきい値条件やアラートタイプ(トラブル、クリティカルなど)を監視に設定できます。
    • 鉛筆アイコンでプロファイルの編集、+アイコンで新規作成を行えます。
  • タグ:サーバー監視に関連付けたいタグを選択します。
  • リソースチェックプロファイル:サーバー監視に関連付けたいリソースチェックプロファイルを選択します。このプロファイルでポート、ファイル、ディレクトリなどのサーバーリソースの監視に使用するリソースチェックを設定できます。
    • 鉛筆アイコンでプロファイルの編集、+アイコンで新規作成を行えます。
  • IT自動化テンプレートIT自動化テンプレートを選択します。IT自動化により、アラート検知時に復旧アクションを自動で行うことができます。
    • IT自動化アクションはエージェントインストール時に有効化した場合にのみ設定できます。
  • スケジュールメンテナンス時にIT自動化を実行:チェックを入力すると、メンテナンス中でもIT自動化を実行します。
  • アラート設定

    ユーザーへのアラートの送信タイミングや通知メディアなどを設定します。

    • ユーザーアラートグループ:アラートを通知したいユーザーグループを選択します。
    • オンコールスケジュール:アラート通知をシフト制にしたい際に該当のオンコールスケジュールを選択します。
    • 通知プロファイル:監視に関連付けたい通知プロファイルを選択します。通知プロファイルにより、通知のエスカレーション、メールテンプレート、通知メディアなどの通知設定を行います。

    3rdパーティ連携

    SlackやJiraなどのツールにSite24x7アラートを連携し、インシデントの管理を行いやすくします。

    サーバー監視の自動設定:設定ルール

    上記の設定は手動で行っていただけますが、設定ルールを使用して、設定プロセスを自動化できます。

    例として、事前に設定したしきい値、通知、リソースチェックプロファイルを特定のタグと表示名をもつ既存のサーバー監視に関連付けられます。詳細はこちらのページをご確認ください。

    設定ルールを使用したサーバー監視設定のユースケースはこちらのページをご確認ください。

    エージェントインストール時の設定プロファイル関連付け

    エージェントインストール時に設定プロファイルを関連付けることが可能です。詳細はこちらのページをご確認ください。

    Microsoftアプリケーション監視

    エージェントをインストールすると、次のアプリケーションが自動でディスカバリーされて監視されます。

    アプリケーション サポートしているバージョン
    Exchange 2007、2010、2013、2016
    IIS 7.0以上
    SQL 2008以上
    BizTalk 2006以上
    SharePoint 2007、2010、2013、2016
    Active Directory 31以上
    Failover Cluster 2008以上
    Hyper-V 2008以上
    Windows Backup Windows 2008 R2、Windows 2012、Windows 2012 R2、Windows 2016、Windows 2019、Windows 2022、Windows 2025
    Windows Updates Windows server 2012以上、Windows 8以上

    アプリケーションの自動ディスカバリーを無効化したい場合は、[管理]→[サーバー監視]→[設定]で行えます。詳細はこちらのページをご確認ください。

    .NETプラットフォームで開発されたスタンドアローンのWindowsデスクトップアプリケーションも監視できます。詳細はこちらのページをご確認ください。

    サーバー監視エージェントの基本情報

    エージェントについての基本情報は次のとおりです。

    • トレイアイコン
    • エージェントセキュリティ
    • データ収集
    • エージェントアップグレード

    トレイアイコン

    トレイアイコンをクリックすると次のアクションを行うことができます。

    • エージェントログの表示:エラーコード、データ収集メトリックなどを確認します。
    • 接続の確認:Site24x7ドメインへ接続可能か確認します。
    • プロキシ設定
    • エージェント情報の表示
    • エージェントの起動、停止、再起動

    エージェントセキュリティ

    アクセス、分析、処理するデータのセキュリティについての詳細はこちらのページをご確認ください。

    データ収集

    WMIクエリ、パフォーマンスカウンター、PowerShell、VBスクリプト、その他APIを使用して、エージェントはデータ収集を行います。

    パフォーマンスデータはインストールディレクトリの\monitoring\"に保存され、設定しているチェック間隔の頻度でSite24x7データセンターに送信されます。systemレジストリにデバイスキーとプロキシ情報は保存されます。

    WMIクエリやパフォーマンスカウンターなどの設定データはSQLit DBとsystemレジストリに保存されます。

    (HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\ManageEngine)

    エージェントアップグレード

    すべてのエージェントアップグレードは"%temp%"ディレクトリに保存されています。エージェントがアップグレードリクエストを取得すると、エージェントがアップグレーダーをダウンロードします。ダウンロード完了後、checksumとデジタル署名の確認を行います。完了後、アップグレーダーが起動しMSIファイルがダウンロードされます。再度MSIファイルのchecksumとデジタル署名の確認を再度行います。これらに成功して初めてアップグレードプロセスが開始されます。

    上記のファイルロケーション以外にSite24x7は情報を保存しません。

    トラブルシューティングのヒント

    そのほかのトラブルシューティングのヒントはこちら