ヘルプ 管理 しきい値・可用性 SQL Serverのしきい値・可用性

SQL Serverのしきい値・可用性

最適なキャパシティ プラニングには、さまざまなメモリ・バッファーの管理情報を理解する必要があります。Site24x7では、SQLコンパイル、SQLイスタンスの最長トランザクション時間、データベース属性などのパフォーマンス情報へ、ドリルダウン可能です。SQL監視では、Site24x7のWindowsエージェントを監視に利用します。 Windowsエージェントをインストールすると、 SQLサーバーは自動的に検出されます。サーバー監視のアーキテクチャと、SQL Server監視で提供する パフォーマンス メトリックも参照ください。

Site24x7アカウントにSQL Serverを追加すると、監視アラーム エンジンが、リソースをクリティカルやダウンと宣言するかの判断の際、しきい値・可用性プロファイルを利用するようになります。誤報アラームを減らすには、ダウンタイム ルールを設定してください。

次の手順で、SQL監視にしきい値・可用性プロファイルを追加します。

  1. 管理 > 設定プロファイル > しきい値・可用性 とクリックします。
  2. しきい値・可用性画面のしきい値・可用性をクリックしてください。
  3. SQL Serverのしきい値・可用性を追加するには、下記情報を入力してください。
    • 監視タイプ:ドロップダウンから、Microsoft SQL Serverを選択してください。
    • 表示名:しきい値・可用性プロファイルの名称を適宜、決めてください。
    • SQLエージェント ダウン時に通知SQLエージェント サービスがダウンしている時に通知します。デフォルトでは、Yesになっています。
    • SQLブラウザー ダウン時に通知SQLブラウザー サービスがダウンしている時に通知します。デフォルトでは、Yesになっています。
    • ユーザー接続超過:システムに接続しているユーザーの数が、指定値を超過すると、アラートが発生します。
    • ログイン超過:1秒で発生したログインの総数が指定値を超えると、すると、アラートが発生します。
    • ログアウト超過:1秒で発生したログアウトの総数が指定値を超えると、すると、アラートが発生します。
    • バッチ要求:サーバーでのSQLバッチ要求の受信ペース(件数/秒)が、設定値を満たす時に通知を行えるよう、値を入力してください。
    • SQLコンパイル:SQLコンパイル速度(件数/秒)が、設定値の指定条件を満たす時に通知を行えるよう、値を入力してください。
    • SQL再コンパイル:SQL再コンパイル速度(件数/秒)が、設定値の指定条件を満たす時に通知を行えるよう、値を入力してください。
    • レプリケーション マージの競合:マージ プロセス中の競合発生ペース(件数/秒)が、 設定値の指定条件を満たすと、通知を行えるよう、値を指定してください。
    • バックアップ装置のスループット:バックアップ装置の読み書きスループッが、設定値の指定条件を満たすと、通知を行えるよう、値を指定してください。
    • トランザクション:トランザクションの最長実行時間(秒)が指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • エラー件数:エラーの発生ペース(件数/秒)が設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ページ分割:ページ分割速度(件数/秒)が、設定値の指定条件を満たすと、通知を行えるよう、値を指定してください。
    • フルスキャン:フルスキャンの実行ペース(件数/秒)が、 設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
      高度なしきい値設定(作戦):
      ポーリング回数はしきい値違反を確認する際に、デフォルトの作戦として利用します。しきい値違反の判定には、複数条件 (>、<、>=、<=)を、対象しきい値作戦へ適用することができます。下記しきい値作戦のいずれかでもtrueであれば、監視のステータスは「トラブル」に変わります。
      • ポーリング回数でのしきい値条件確認:しきい値に適用する条件が、指定の「ポーリング回数」を通じて妥当する場合、監視ステータスは、トラブルに変わります。
      • ポーリング回数での平均値属性値平均が、指定のポーリング回数にわたり、継続してしきい値への適用条件を満たす場合、監視ステータスは、トラブルに変わります。
      • 指定期間での条件確認(分):しきい値への指定条件が、設定期間を通じて、すべてのポーリングについて継続して妥当の場合、監視ステータスは、トラブルに変わります。
      • 指定期間での平均値(分):属性値平均が、設定期間について、しきい値への適用条件を継続して満たす場合、監視ステータスは、トラブルに変わります。

      デフォルトでは、複数のポーリング チェック プランが適用されることはありません。適用されるプランがなければ、しきい値違反は、ポーリング1回で判別します。

      プラン3「指定期間での条件確認」や4「指定期間での平均値」でしきい値違反を確実に検出するには、当該の監視について、チェック間隔を最低2回カバーするように、期間を指定する必要する必要があります。

      しきい値・可用性:SQL1  
  4. メモリしきい値設定:
    • ターゲット サーバー メモリ:サーバーが消費しようとしている動的メモリの総量が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • 総サーバー メモリサーバーが消費している動的メモリの総量が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • SQLキャッシュ メモリサーバーが動的SQLキャッシュに利用している動的メモリの総量が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • オプティマイザー メモリサーバーがクエリの最適化に利用している動的メモリの総量が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • 接続メモリサーバーが接続維持に利用している動的メモリの総量が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ロック メモリサーバーがロックに利用している動的メモリの総量が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ワークスペース メモリ付与量(Granted Workspace Memory) プロセス実行に付与されたメモリの総量が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • 保留中のメモリ付与:ワークスペース メモリの付与を待機している 現在のプロセス数が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
       
  5. バッファー マネージャーしきい値設定:
    • バッファー キャッシュ ヒット率:ディスクからの読み込み不要で、バッファー プールで見つかったページの割合(%)が、設定値より低いと、アラートが発生します。
    • チェックポイント ページチェックポイントや、ダーティ ページなど、フラッシュを要するその他の各オペレーションにより行われた、フラッシュのペース(ページ数/秒)が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • レイジー ライターバッファー マネージャーのレイジー ライターによる、バッファー書き込み件数が設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ページ寿命:あるページが参照なしに、バッファー プールにとどまっている時間(秒)が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ページ読み込み物理データベース ページ読み込みペース(件数/秒)が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ページ書き込み物理データベース ページ書き込みペース(件数/秒)が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • 総ページ数バッファー プール 内部のページ数が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • DBページ:DBコンテンツのあるバッファー プール内部のページ数が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • 未使用ページ利用可能なページの総数が、 設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
      しきい値・可用性:SQL4
  6. ロック・ラッチのしきい値設定:
    • ロック要求:ロック マネージャーからの、新規ロックとロックの返還要求のペース(件数/秒)が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ロック タイムアウトロック要求のタイムアウト発生ペース(件数/秒) が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ロック 待機直近1秒での ロックの総待機時間(ミリ秒)設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • デッドロックデッドロックとなったロック要求の発生ペース(件数/秒)が設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • 平均ロック待機時間待機状態になったロック要求の平均待機時間(ミリ秒)が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • 平均ラッチ待機時間ラッチ要求の平均ラッチ待機時間(ミリ秒)設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ラッチ 待機ただちに許可されることはなく、許可を待機しているラッチ要求の件数が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
      しきい値・可用性:SQL5 
  7. ジョブ・プランのしきい値設定:
    • プラン キャッシュ ヒット率キャッシュ ヒットと参照(ルックアップ)の比率 が、設定値の指定条件 を満たすと、アラートが発生します。
    • キャッシュ ページキャッシュ オブジェクトが利用する8Kページの数が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • キャッシュ オブジェクトキャッシュ内のキャッシュ オブジェクトの数が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • アクティブ ジョブ 数実行中のジョブのが、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • ジョブ成功率実行ジョブ総数中の成功率(%)が設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • キューイングされたジョブキューイングされたジョブの数が設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
    • 失敗ジョブ失敗ジョブの数が、設定値の指定条件を満たすと、アラートが発生します。
      しきい値・可用性:SQL6 
  8. 保存をクリックしてください。
  9. SQL Server監視むけに作成したしきい値・可用性プロファイルは、既存のものとあわせて、しきい値・可用性画面に自動的に表示されます。

SQL Serverのしきい値・可用性の編集

  1. 編集するプロファイルをクリック。
  2. 変更するパラメーターを、しきい値・可用性画面で編集してください。
  3. 保存をクリックしてください。

SQL Serverのしきい値・可用性の削除

  1. 削除するプロファイルを、しきい値・可用性画面でクリック。
  2. これにより、しきい値・可用性画面へと移動します。
  3. 削除をクリックしてください。

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